しっ‐さく【失策/失錯】
失策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 12:12 UTC 版)
失策(しっさく)とは、野球やクリケットなどにおいて守備を行っている野手・投手、捕手が、ミス(ミステイク、失敗)により、打者の打撃の時間を延ばす、アウトにするはずの打者・走者をアウトにできない、余分な進塁を許すこと、またその回数を示す記録をいう[1]。エラーとも呼ぶ。暴投、捕逸、野手選択は失策に含まれない。
- ^ 公認野球規則9.12
- ^ 桑原晃弥『ビリー・ビーン弱者が強者に勝つ思考法: メジャーリーグの名物GM』(PHPビジネス新書、2015年)
- ^ 公認野球規則9.12(a)(1)【原注3】
- ^ 柳鶴震遊撃手のシーズン75失策を分析する
- ^ Career Leaders & Records for Errors Committed
- ^ Single-Season Leaders & Records for Errors Committed
失策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 08:23 UTC 版)
「ツァボの人食いライオン」の記事における「失策」の解説
12月3日には警察長官のファーカーがインド兵20名を引率して、海岸からツァボに到着した。ライオンの噂は遠くまで広まっていたため、インド兵たちはすべてのキャンプそばの適当な木の上に周到に配置された。その他に、数名の役人が警戒に加わった。パターソンが以前作っていた罠もこの警戒で使用されることになり、おとりとして2名のインド兵が中に入った。 その日の日没までに警戒の準備は完了し、全員が所定の位置でライオンを待ち受けた。夜9時頃までは平穏に過ぎていったが、その平穏を破ったのは罠のドアがカタンと落ちる音であった。「ついに、1頭やっつけた」とパターソンは一瞬喜んだが、その結果は惨憺たるものであった。 インド兵2名は銃とたくさんの弾丸を携えて完全武装し、ライオンが罠に入り込んだらただちに撃つようにと厳命されていた。しかしライオンが罠に入り込むと、インド兵は動揺して発砲どころの騒ぎではなくなっていた。近くの持ち場にいたファーカーが大声でインド兵を励ますとようやく発砲を始めたが、それは狙いを定めるどころではない無茶苦茶なもので、パターソンとホワイトヘッドのそばにまで弾丸が落ちてくるほどだった。全部で20発以上撃ったものの、罠のドア格子を1本吹き飛ばしたのみでライオンはそこから逃走した。パターソンには、インド兵2名が銃口をライオンの体にくっつけるほどそばにいたのに、なぜ殺しそこなったのか理解できなかった。罠にはライオンの血痕が少量残されていて、かすり傷程度の負傷しかしていないこともわかった。 パターソンは翌朝、狩猟隊を編成してライオンを追跡した。時々ライオンの咆哮を聞いたものの追いつくことはできず、ファーカーだけがやぶを飛び越えるライオンの姿を一瞬見かけただけであった。狩猟隊はさらに2日、ライオンを追跡したが成果はなかった。ファーカーとインド兵たちは海岸に引き返さねばならず、ホワイトヘッドも地元に戻っていった。パターソンのみが、2頭の人食いライオンとともにツァボに残されることになった。
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「失策」の例文・使い方・用例・文例
- 大失策
- 彼女は重大な失策を犯した。
- 彼は不注意のため途方もない失策をしてしまった。
- 賢者は己の失策から学ぶ。
- みんなが彼の失策を笑った。
- その失策には弁解の余地がない。
- 三塁手の失策[ボーンヘッド].
- 大失策.
- 取り返しのつかぬ失策をする.
- それは氏一代の失策だった.
- あんな男を信用したのが失策だった.
- 一塁手の失策で加藤は生還した.
- 君は相手を子どもだと思って見くびって掛かったのが失策だ
- また失策した、そのくせ気をつけているのだけれども
- 取調べもせずに怱卒に人をきめたのが失策であった
- あの先生はばかな失策をして全級を笑わせる
- 無意識の願望あるいは葛藤から生じて、通常の健康な個人の無意識的な過程明確にするという(シグモンド・フロイトによる)失策
- 相手チームの失策
- つまらない失策をすること
- スポーツなどで,失策が連続して起こること
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