ノーゲーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/05/20 06:53 UTC 版)
ノーゲーム(No Game)とは、野球・ソフトボールにおいて、途中打ち切り(コールドゲーム)となった試合のうち、終了回数等の理由により正式試合の成立要件を満たさない場合に球審もしくはリーグ事務局により発せられる宣告で、2025年以降は野球についてはサスペンデッドゲーム適用後、継続試合が実施されない場合[1]を除き、日本のみで適用されるルールとなっている[2]。
概要
天候、フィールドまたは球場のコンディション、設備(開閉式屋根、防水シートなど)の故障または意図しない操作ミス、大気の質、外出禁止令、電気または照明の喪失、地域や国家の緊急事態、災害や政府の規制、暗闇、ファンおよび選手を含むチーム関係者と球団職員の健康と安全、または試合の安全な実施と継続を妨げる異常事態のため[4]に試合が途中打ち切り(コールドゲーム)となったときの状況が、以下のいずれにも該当していない場合は正式試合とはみなされず、ノーゲームとなる。
- 5回の表裏が完了している
- 5回表終了時、または5回裏の途中に、後攻チームがリードしている
- 5回裏に後攻チームが得点し、同点となっている
上記のいずれかを満たし、正式試合として成立したうえで同点の場合はサスペンデッドゲームとなる(日本プロ野球ではサスペンデッドゲームを適用しない)。全国高等学校軟式野球選手権大会では試合成立前に打ち切り、ないしは成立後に同点であった場合には継続試合とする。高校硬式野球では2022年より、選抜高校野球と高校野球選手権大会(いわゆる甲子園)では打ち切りになったイニングに関わらず、翌日以降に継続試合として停止した時点から再開して決着が付くまで試合を継続することになり、2026年時点では、春季・秋季都道府県大会、春季・秋季地区大会、全国高等学校野球選手権地方大会、全国高等学校軟式野球選手権地方大会についても事前に参加校に周知することで採用可能である[5]。
高校野球では上記の「5回」を「7回」に読み替える[6]。その他のアマチュア野球連盟でも、天災や日没等の理由で試合を打ち切るときは、内規により7回完了でなければノーゲームとなる。ただし、点差による打ち切りを採用する場合は5回10点、7回7点で成立となる[7]。
イニングの途中でノーゲームが宣告された場合は、そのイニングの得点の数字に「x」を付記する。詳細はコールドゲームの項記載の参考表参照
ノーゲームが宣告された場合、入場券は払い戻される[8]。
他種目での類似例
- ボクシング・プロレスの試合において、試合不成立となるケースがある。これは「無効試合(ノー・コンテスト)」という。
- サッカーの場合も、試合中の悪天候等に伴い、主催者の判断により、試合不成立となるケースがある。日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)での事例についてはJリーグの試合中止例参照。
文献
- 日本プロフェッショナル野球組織、全日本野球協会(編)『公認野球規則 2026 Official Baseball Rules』2026年2月28日。ISBN 978-4-583-11801-7。
- 「高校野球特別規則(2026年版) (PDF)」公益財団法人 日本高等学校野球連盟。2026年5月15日閲覧。
脚注
- ↑ 『公認野球規則』7.02(e)
- ↑ 『公認野球規則』7.01(d)【注1】「我が国では、正式試合となる前に、球審もしくはリーグ事務局が試合の打ち切りを命じた場合には〝ノーゲーム〟を宣告することができる。」
- ↑ ただし、退場と投手の投球数は記録される。
- ↑ 『公認野球規則』7.01(c)
- ↑ 『高校野球特別規則(2026年版)』22. 継続試合の取り扱い
- ↑ 『高校野球特別規則(2026年版)』 20. 正式試合の成立
- ↑ 『高校野球特別規則(2026年版)』 21. 得点差コールドゲーム
- ↑ ただし、ダブルヘッダーの場合は第1試合がノーゲームの場合に限る。第1試合が成立すれば、たとえ第2試合がノーゲームになっても払い戻しにはならない。
関連項目
「ノーゲーム」の例文・使い方・用例・文例
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