選球眼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 14:26 UTC 版)
選球眼(せんきゅうがん、英: Batting eye:バッティング・アイ)は、野球において、四球を選び見極める力[1][2][3]、ストライクの球かボール球かを見分ける力のこと[4]。一般に「選球眼が優れている」とは投手の投げる際どいボール球を見切り、打者にとって有利なカウントを整えられる選手のことを指す[1]。しかし明確な測定基準はないので、はっきりとした定義は存在していない。
- ^ a b マイケル・ルイス『マネー・ボール(文庫)』丸谷才一解説、中山宥訳、ランダムハウス講談社、2006年、65-66,222-233頁。ISBN 978-4270100288。
- ^ a b データスタジアム企画・編集『野球の見方が180度変わるセイバーメトリクス』宝島社、2008年、40-44,78-79,186-187頁。ISBN 978-4796662680。
- ^ 宇佐美徹也監修「公式記録の計算ルール - 出塁率」『プロ野球全記録 2003年版』、実業之日本社、2003年、 364頁、 ISBN 4-408-61599-4。
- ^ a b “batting eye” (英語). Baseball Dictionary and Research Guide. 2008年12月27日閲覧。
- ^ スラッガー編集部翻訳「現役スカウト部長による“本物”のスカウティング・レポート Vol.66 ボビー・アブレイユ /最高の途中移籍」『月刊スラッガー No.104 , 2006年12月号』、日本スポーツ企画出版社、 22-25頁。
- ^ スラッガー編集部翻訳「現役スカウト部長による“本物”のスカウティング・レポート Vol.84 チェイス・アトリー /MVPの高みへ」『月刊スラッガー No.122 , 2008年6月号』、日本スポーツ企画出版社、 22-25頁。
- ^ スラッガー編集部翻訳「現役スカウト部長による“本物”のスカウティング・レポート Vol.85 福留孝介 /31歳のルーキー」『月刊スラッガー No.123 , 2008年7月号』、日本スポーツ企画出版社、 52-55頁。
- ^ スラッガー編集部翻訳「現役スカウト部長による“本物”のスカウティング・レポート Vol.89 ダスティン・ペドロイア /フルスイングの2番打者」『月刊スラッガー No.127 , 2008年11月号』、日本スポーツ企画出版社、 50-53頁。
- ^ スラッガー編集部翻訳「現役スカウト部長による“本物”のスカウティング・レポート Vol.91 マーク・テシェーラ /超大型契約の価値あり」『月刊スラッガー No.129 , 2009年1月号』、日本スポーツ企画出版社、 14-17頁。
- ^ 長谷川貢翻訳「現役スカウト部長による“本物”のスカウティング・レポート Vol.94 ライアン・ブラウン /天性の好打者」『月刊スラッガー No.133 , 2009年5月号』、日本スポーツ企画出版社、 50-53頁。
- ^ 長谷川貢翻訳「現役スカウト部長による“本物”のスカウティング・レポート Vol.95 ハンリー・ラミレス /輝かしい未来」『月刊スラッガー No.134 , 2009年6月号』、日本スポーツ企画出版社、 44-47頁。
- ^ 「試合観戦パーフェクトブック BALLGAME ARCHIVES - 08.06.12 ― セイバーメトリクスの主な指標説明」『週刊ベースボール・タイムズ Vol.012 , 2008年6月25日号』、株式会社スクワッド、 36頁。
- ^ 田口有史「選手のタイプを峻別する方法」『月刊スラッガー No.68 , 2003年12月号』、日本スポーツ企画出版社、 37頁。
- ^ Josh Boyd (2003年12月15日). “Pirates, Indians Each Lose Five In Rule 5” (英語). Baseball America. 2010年4月12日閲覧。
- ^ Ben Badler (Apr. 23, 2009 10:25 am). “Thursday Dish: Jennings Off To Flying Start” (英語). Baseball America. 2010年4月12日閲覧。
- ^ Jeff Ma (2007年8月10日). “Protrade Market Movers - The Ten Most Volatile Players, Week of 8/10/07” (英語). Baseball Prospectus. 2009年4月12日閲覧。
- ^ Jeff Ma (2007年7月27日). “Protrade Market Movers - The Ten Most Volatile Players” (英語). Baseball Prospectus. 2009年4月12日閲覧。
- ^ Aaron Gleeman (2005年3月22日). “Top 50 Prospects of 2005: 31-40” (英語). The Hardball Times. 2009年4月12日閲覧。
- ^ Mike Silver (Wednesday, October 21, 2009). “Player Profile: Billy Butler” (英語). The Hardball Times. 2009年4月12日閲覧。
- ^ Aaron Gleeman (2005年3月25日). “Top 50 Prospects of 2005: 1-10” (英語). The Hardball Times. 2009年4月12日閲覧。
- ^ 「2000年代個人スタッツ 部門別リーダーズ・ベスト&ワースト10」『月刊スラッガー No.142 , 2010年2月号』、日本スポーツ企画出版社、 68頁。
選球眼
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ボールを見極め四球を選ぶ能力。つまり、出塁率を上げるために必要な要素である。投手により多くの投球をさせる能力、言い換えれば「粘る力」は相手投手の疲弊を招き、四球を得る確率の向上に繋がるためである。平均して中継投手は先発投手よりも能力が劣るため、相手投手を疲弊させて投手を交代させれば、さらに出塁率を上げることが出来る。ジェイソン・ジアンビの弟ジェレミー・ジアンビは、総合的な打者としての能力は兄とは比較にならないほど低かったが、粘る力においては兄を上回っていたためレギュラーとして起用された。
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