優柔不断
優柔不断とは、優柔不断の意味
優柔不断は、気弱で、いつまでも決定が下せずに悩んでいるさま、および、そのようなぐずぐずした性格・はっきりしない性格のこと。もっぱら人の性格や態度の「決断力のなさ」を評するネガティブな語として用いられる。優柔不断の語の由来・語源
「優柔不断」という言葉の初出は特定しがたいが、宋代の「梁溪集」や「宋名臣奏議」、元代の「宋史」、明代の「庚申外史」「国初群雄事略」などに「優柔不断(优柔不断)」の語が見出される。「優柔不断」の同義語といえる「優游不断(ゆうゆうふだん)」は、古代中国の書「漢書」において用いられている。
現代中国語においては「優柔寡断(优柔寡断)」が、日本語における「優柔不断」の意味で一般的に用いられる。この「優柔寡断」は「韓非子」の「柔茹而寡断」というくだりを語源とする、とされている。
優柔不断な態度の具体例
優柔不断の類語と使い分け方方
優柔不断の類語としては、「軟弱」「柔弱」「及び腰」あるいは「煮え切らない」「狐疑逡巡」などが挙げられる。が挙げられる。どの表現も、なかなか決断を下せないさまを指す語として使える。「軟弱」「柔弱」「及び腰」は、とりわけ「自信がない」「意志が弱い」「中途半端な態度」という意味合いが色濃い。「煮え切らない」は「態度がはっきりしない」さまを指す語。「狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん)」は、疑い、ためらい、そのため決断できずにいるさまを意味する語。いつまでも決断できないという意味合いが「優柔不断」に通じる。ただし狐疑逡巡には「猜疑心」のニュアンスがある。
優柔不断の英語
優柔不断を英語で表現するなら indecisive のような表現がうまく当てはまる。indecisive は「決然としていない」「ハッキリしない」「どっちつかずの」「煮え切らない」という意味の表現である。優柔不断
「優柔不断」の例文・使い方・用例・文例
- 彼女は優柔不断に見えるが,内面は強く抜け目がない
- あなたは私が優柔不断な人間だということを忘れたのですか?
- 彼の優柔不断が将来の災いの種をまいた。
- 私は彼の優柔不断さにいらいらした。
- もうホントにこいつは優柔不断で、イジイジした奴だ。
- あいつは優柔不断だから、彼女が愛想尽かししちゃったんだよ。
- 彼は優柔不断なのが玉にきずだ.
- あの人は優柔不断でほんとに歯がゆい.
- 彼は相変わらず優柔不断な態度をみせた.
- 彼は優柔不断な男だ
- 優柔不断にして好機を逸する
- 優柔不断が特徴の
- 未決定であるか優柔不断によって特徴づけられる
- 優柔不断な社長
- 委員会は臆病で、平凡で、優柔不断だった
- 反対者の役目は、優柔不断者たちのためではない
- 不安定で優柔不断である性質か属性
優柔不断と同じ種類の言葉
品詞の分類
名詞および形容動詞(態度) | 高慢 高慢ちき 優柔不断 優遊不断 傲倨 |
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