優曇華

デジタル大辞泉

うどん‐げ【^▽優曇華】

読み方：うどんげ

《(梵)udumbaraの音写「優曇波羅」の略。霊瑞、希有と訳す》

１

㋐インドの想像上の植物。三千年に一度その花の咲くときは転輪聖王が出現するという。

㋑きわめてまれなことのたとえ。

２ クサカゲロウ類が産みつけた卵。短い柄についているので、花の芯(しん)のように見え、1㋐になぞらえていう。吉兆とも凶兆ともいわれる。《季 夏》「—やしづかなる世は復(また)と来まじ／草田男」

３ クワ科の常緑高木。葉は楕円形で先がとがる。花はイチジクと同じく、壺状の花托に包まれて、外からは見えない。果実は食用。ヒマラヤ山麓・セイロン島などに産する。

４ バショウの花のこと。

難読語辞典

優曇華

読み方：ウドンゲ（ｕｄｏｎｇｅ）

クワ科イチジク属でインド原産の木の一種

歴史民俗用語辞典

優曇華

読み方：ウドンゲ（ｕｄｏｎｇｅ）

３０００年に一度、如来出現の時に花を開くという花。めったにない喜ばしいことのたとえ。

短編小説作品名辞典

優曇華

作者篠慧子

収載図書家霊
出版社鳥影社
刊行年月1999.11

植物名辞典

優曇華

読み方：ウドンゲ（ｕｄｏｎｇｅ）

クワ科イチジク属でインド原産の木の一種

優曇華

読み方：ウドンゲ（ｕｄｏｎｇｅ）

芭蕉の花の別称、無花果の別称

季語・季題辞典

優曇華

読み方：ウドンゲ（ｕｄｏｎｇｅ）

クサカゲロウの卵をいう

季節 夏

分類 動物

近代文学作品名辞典

優曇華

読み方：ウドンゲ（ｕｄｏｎｇｅ）

作者 北杜夫

初出 昭和24年

ジャンル 詩

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優曇華

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/30 00:45 UTC 版)

「アイラトビカズラ」の記事における「優曇華」の解説

トビカズラは霊華「優曇華」（うどんげ）と呼ばれ、「霊華時を隔て開花することあり。開花すれば必ず国家的事変がある」と言い伝えられてきた。事実、1929年（昭和4年）5月に35年ぶりに開花した翌年に満州事変が勃発した。また、仏教の世界では「三千年に一度開花し、その時は金輪王が出現するとも、如来が現われる」とも言われている。

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「優曇華」の例文・使い方・用例・文例

• 優曇華という植物
• 仏教において,優曇華という,想像上の植物