バショウとは? わかりやすく解説

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ば‐しょう〔‐セウ〕【××蕉】

読み方:ばしょう

バショウ科多年草。高さ約5メートル葉鞘(ようしょう)の密に重なった偽茎直立し先にをつける。長さ約2メートル楕円形で、葉脈沿って裂けやすい。夏、黄色雄花雌花との穂ができ、まれに結実中国原産で、古く渡来し、庭に植えられるにわみぐさ。《 花=夏 =秋》

芭蕉の画像
芭蕉を模した紋所一つ違い芭蕉」

ばしょう〔バセウ〕【芭蕉】

読み方:ばしょう

[一]松尾芭蕉(まつおばしょう)

[二]山本健吉による[一]評論昭和30年(1955)から昭和31年(1956)にかけて「その鑑賞批評」「奥の細道まで」「終焉まで」の全3部刊行著者本作功績などにより、第22回芸術院賞評論部門受賞

[三]多田裕計小説、およびそれを表題作とする作品集昭和39年(1964)刊行作品集にはほかに「長江デルタ」などを収める


ばしょう〔バセウ〕【芭蕉】

読み方:ばしょう

謡曲三番目物金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。芭蕉の精が中国の僧の前に現れ世の無常と芭蕉にまつわる故事語り、舞をまう。


ば‐じょう〔‐ジヤウ〕【馬上】

読み方:ばじょう

古くは「ばしょう」》

の上また、馬に乗っていること。「—の人となる

馬に乗ること。乗馬

「—を聞き給へば、それもえ乗りませぬと言ふ」〈咄・御前男〉

騎馬武者

「—二十八万五千余騎とぞ記しける」〈長門平家一一

馬に乗って戦場駆けること。また、戦場

「—に出で立ちて、戦死せられしとぞ」〈胆大小心録


波勢乎

読み方:バショウ(bashou)

バショウ科草本園芸植物薬用植物


芭蕉

読み方:バショウ(bashou)

能のひとつ


バショウ

バショウ
科名 バショウ科
別名: -
生薬名: バショウヨウ芭蕉葉)・バショウコン芭蕉根
漢字表記 芭蕉
原産 中国南部
用途 日本暖地広く栽培される大型多年草根茎地下にあり、地上部偽茎でそこから出します民間切って出る汁を解熱・むくみに用います
学名: Musa basjoo S. et Z.
   

波勢乎

読み方:バショウ(bashou)

バショウ科草本園芸植物薬用植物

学名 Musa basjoo


芭蕉

読み方:バショウ(bashou)

バショウ科草本園芸植物薬用植物

学名 Musa basjoo


芭蕉

読み方:バショウ(bashou)

半耐寒性植物で、根茎巨大な塊状をなして仔根茎側生する。偽茎根茎頂から直立して高さ五メートル内外にも達す

季節

分類 植物


芭蕉

読み方:バショウ(bashou)

作者 柴田宵曲

初出 昭和17年

ジャンル 言行録


芭蕉

読み方:バショウ(bashou)

作者 吉田絃二郎

初出 大正11年

ジャンル 小説


芭蕉

読み方:バショウ(bashou)

所在 青森県五所川原市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

バショウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/23 21:59 UTC 版)

バショウ
Musa basjoo
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 単子葉類 monocots
: ショウガ目 Zingiberales
: バショウ科 Musaceae
: バショウ属 Musa
: バショウ M. basjoo
学名
Musa basjoo Siebold ex Y.Tanaka et Ono (1830)[1]
和名
バショウ(芭蕉)
英名
Japanese banana[2]

バショウ(芭蕉、学名: Musa basjoo)は、バショウ科木本多年草[3]。原産地は中国南部とされるが[3]、詳細は不明[4]中国名は芭蕉[1]英名は Japanese banana(ジャパニーズ・バナナ)である[5][6]。英名は、シーボルトが日本でバショウを発見して、ヨーロッパに伝えたことに由来する[6]バナナの仲間であるが、耐寒性があり、日本でも関東地方以西の屋外で越冬できる[3]

特徴

高さは約4メートル (m) [5]、長さ2 - 3 mの長楕円形のをつける[5][3]。葉身は側脈に沿って裂けていることが多い[3]。花序は夏から秋にかけて形成される[4]。果実はバナナとよく似ているが[4]、長さは6センチメートル (cm) ほどで[3]、実は大きくならないため食用にはならない[4][5]

中国では漢詩の題材に用いられたり、漢方薬の原材料として用いられた[4]。根茎には清熱・止渇・利尿作用があり、葉には解熱・利尿作用があり、葉の汁は止血作用がある[5]。日本では江戸時代から観賞用として栽培され[4]、現代でも主に観賞用として用いられる[5]。江戸時代の俳人松尾芭蕉の俳号は、借家の庭に生えていたバショウに因む[3]

琉球諸島には近縁種のリュウキュウバショウ(広義: Musa balbisiana、別名: イトバショウ)があり、昔から葉鞘の繊維で芭蕉布を織り、衣料などに利用していた[3][7]沖縄県では現在もイトバショウの繊維を利用した工芸品が作られている[8]

バショウの花(撮影地・三重県伊勢市

脚注

  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Musa basjoo Siebold ex Y.Tanaka et Ono バショウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2024年9月24日閲覧。
  2. ^ バショウ 熊本大学薬学部 薬草園 植物データベース
  3. ^ a b c d e f g h 平野隆久 監修 1997, p. 305.
  4. ^ a b c d e f バショウ”. 山科植物資料館. 日本新薬株式会社 (2003年1月4日). 2024年1月5日閲覧。
  5. ^ a b c d e f バショウ”. 熊本大学薬学部薬用植物園 薬草データベース. 熊本大学. 2024年1月5日閲覧。
  6. ^ a b 漱石山房記念館の芭蕉(バショウ)”. 漱石山房記念館. 2024年1月5日閲覧。
  7. ^ 芭蕉布|地域”. NHKアーカイブス. NHK. 2024年1月5日閲覧。
  8. ^ 沖永良部芭蕉布協議会”. 沖永良部芭蕉布協議会. 2024年1月5日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク


バショウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/15 21:27 UTC 版)

マリンハンター」の記事における「バショウ」の解説

カジキマグロFH人間離れし風貌をしている。時速150kmという強力な突進力を持つが、水中からヨイチ同時攻撃仕掛けた際にシャークカウンターパンチ返され一発KOされた。

※この「バショウ」の解説は、「マリンハンター」の解説の一部です。
「バショウ」を含む「マリンハンター」の記事については、「マリンハンター」の概要を参照ください。

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