乗り

実用日本語表現辞典

乗り

読み方：のり
別表記：ノリ

その場の雰囲気に合わせて調子づくこと。場の空気に乗る形で物事を行うこと。まともに考えたら行わないようなことを行うにいたる場合も多い。

（2012年6月19日更新）

デジタル大辞泉

のり【乗り】

読み方：のり

［名］

１ 乗り物などに乗ること。また、その人。「船—」

２ つりこまれること。調子づくこと。また、音楽のリズムなどにうまく合うこと。「—のよい曲」「悪—」

３ 絵の具・白粉などの付きぐあい。「化粧の—が悪い」

４ 邦楽で、三味線または鳴り物のテンポ。特に、1曲中の緩急の変化をいう。

５ （ふつう「ノリ」と書く）謡曲で、拍子に合った謡のリズムの型のこと。大ノリ・中ノリ・平ノリの3種がある。

６ 歌舞伎で、せりふやしぐさを、三味線や囃子(はやし)のリズムに合わせて演技すること。義太夫狂言に多い。

［接尾］人数を表す語に付いて、乗り物がその人数だけ乗れることを表す。「二人—のボート」「五人—の自動車」

日本語活用形辞書

乗り

読み方：のり

ラ行五段活用の動詞「乗る」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

乗る  » 「乗る」の意味を調べる

用例

勝ち名乗りを上げる、乗り掛かった船、牛を馬に乗り換える、バスに乗り遅れる、乗りが来る、壁に馬を乗りかける、馬を牛に乗り換える、膝を乗り出す、手の奴、足の乗り物、名乗りを上げる、暗礁に乗り上げる

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「乗り」の例文・使い方・用例・文例

• 乗り込む；乗船する，乗車する，搭乗する
• 皆さん，お乗りください；発車オーライ
• 彼は私の提案にとても乗り気だった
• 「列車に乗り遅れましてね」「それはいけませんね」
• 乗り物に乗る
• 彼は自家用のヨットに乗り込むと世界一周の航海に出発した
• 彼を後ろから押し上げて塀を乗り越えさせた
• 私のミニバンは６人乗りです
• 金沢へ行くには米原で列車を乗り換えなくてはいけない
• 彼らは列車からフェリーに乗り換えた
• そこで各駅停車に乗り換えなければいけません
• 目的地に行くのに3回乗り換えをしなければならなかった
• 彼の拾った10万円の落し主だとだれも名乗り出なかった
• その財布は自分のものだと一人の女性が名乗り出た
• 塀を乗り越える
• 彼女は手術を無事に乗り切った
• 乗り心地のよい車
• 彼女は最終バスに乗り遅れ，タクシーは見つからず，あげくのはてに雨が降り出した
• 自転車に相乗りをする
• 彼の車は柵を乗り越えて海に落ちた