つる‐しょくぶつ【×蔓植物】
つる植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 18:30 UTC 版)
つる植物・蔓植物(つるしょくぶつ、英語: climbing plant)は、自らの剛性で体を支えるのではなく、他の樹木や物体を支えにすること(つる性)で高いところへ茎を伸ばす植物のことである。蔓草(つるくさ、まんそう)、葛・蔓(かずら・かつら)などともいう。
- ^ a b c d 市橋隆自 (2019), 野外環境下における木本性つる植物の成長特性 -自重支持依存のコストとリスクを考える, 一般社団法人 日本生態学会, doi:10.18960/seitai.69.2_71 2020年5月11日閲覧。
- ^ a b 種子田春彦,鈴木牧,井上みずき,森英樹 (2019), のびる、つかまる、つながる -つる植物の多様な生態と多様な研究-, 一般社団法人 日本生態学会, doi:10.18960/seitai.69.2_63 2020年5月11日閲覧。
- ^ 森英樹「木本性つる植物フジの空間分布特性とクローン繁殖戦略」『森林遺伝育種』第8巻第3号、森林遺伝育種学会、2019年、131-137頁、doi:10.32135/fgtb.8.3_131。
- ^ 金田初代『大きな写真でよくわかる!花と木の名前事典』2014年、307頁
- ^ 山尾僚,深野裕也 (2019), 巻きひげにおける自他・自種識別能力, 一般社団法人 日本生態学会, doi:10.18960/seitai.69.2_93 2020年5月11日閲覧。
- ^ “庄内海岸の国有林”. 林野庁東北森林管理局庄内森林管理署. 2022年4月25日閲覧。
- ^ 鈴木和次郎 (1989), ヒノキ造林地における植栽木のつる被害とその発生機構, 日本森林学会, doi:10.11519/jjfs1953.71.10_395 2020年5月11日閲覧。
- ^ “研究の“森”からNo.57”. www.ffpri.affrc.go.jp. 2020年5月11日閲覧。
つる植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/15 00:24 UTC 版)
建築物の屋上にネットやつる棚を水平方向に覆うように設置し、つる植物の蔓を誘引していく。緑のカーテンを横向きに設置するようなもののため設置・管理・撤去も簡単で一般家庭でも設置が可能。極めて軽量なので建築物にも負担を掛けない。
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つる植物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 02:58 UTC 版)
つる植物の巻き付き方向は、通常右巻き、左巻きの語が用いられている。しかし、Z巻きを右巻きと呼ぶ方法と、S巻きを右巻きと呼ぶ方法の両方が使われている。図鑑でこの語を見たら、図を見て確認することが望ましい。 昔はS巻きを右巻きと呼ぶ事があったが、最近はZ巻きを右巻きと呼ぶ事が多い。学際的、国際的に使われる右手という表現の「右」に合わせるため、というのが一つの理由である。 「右手、左手」に関して、次の事を注意しておく。わかりにくいと思ったら、無視しても良い。このページで説明をした定義は、他の分野で広く使われるものである。しかし、つる植物の世界では、(他の分野とは逆に)右巻きをS巻きと定義した時、記憶法として右手を使う場合がある。 また、「右手、左手」は矛盾なく定義された語だが、右手と言った時、相手が従来の右巻きと誤解する可能性もある。いずれにせよ、つる植物の巻き付き方向の名称で、曖昧さがなく、しかも広く受けいれられているものは、2006年5月の時点では無い。 英語では、上から見て時計の針と同じ方向に、下から上にむけて巻き上がるのを dextrorse といい、その反対を sinistrorse という。 マメ科のフジはS巻き(左手、左ねじ)だが、ヤマフジはZ巻き(右手、右ねじ)であり、この違いは種の同定する時の判別ポイントの一つとなる。 S巻きの植物の例 マツブサ科マツブサ、マメ科フジ・ナツフジ Z巻きの植物の例 ツツラフジ科ツヅラフジ・コウモリカズラ・アオツヅラフジ、アケビ科アケビ・ミツバアケビ、マメ科ヤマフジ、ヒルガオ科アサガオ 他 キキョウ科ツルニンジン・バアソブ、タデ科ツルドクダミのように、同一個体が両方の巻きを取り得るものもある。 また、ラン科のネジバナには「ひだりまき」という別名がある(実際にはその巻き方向は一定ではない)。
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「つる植物」の例文・使い方・用例・文例
- 何かつる植物がその柱にからみついている.
- 木を絞め殺す寄生的なつる植物
- 右巻きのつる植物
- 左巻きのつる植物
- 庭全体に広がったつる植物を根こそぎにする
- つる植物は家の側壁を這って上った
- つる植物を仕立てる
- メロンはつる植物から派生した
- アメリカの熱帯のつる植物の木から作られたステッキ
- トケイソウに関連する熱帯性のアメリカつる植物の卵型をした食用果実
- マスクメロンつる植物の果実
- カンタロープつる植物の果実
- 冬瓜のつる植物の実
- 様々なフユメロンつる植物の実
- つるがはい伸びて時折つる植物のように生長できる
- デボン紀に出現し、化石として残る裸子植物の樹木あるいはつる植物:シダ状種子植物
- 茎の太いつる植物と何種かの低木
- 米国南東部の木質のつる植物で、一般的なコウモリカズラに似ているが、赤い果実を持つ
- 落葉性あるいは常緑の木質のつる植物、あるいは直立した草本の大きな属
- マメの莢を持つ高木、低木、つる植物、草本の大きな科
つる植物と同じ種類の言葉
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