クマツヅラ科とは? わかりやすく解説

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クマツヅラ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 06:41 UTC 版)

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クマツヅラ科
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids
: シソ目 Lamiales
: クマツヅラ科 Verbenaceae
学名
Verbenaceae
J.St.-Hil. (1805)

クマツヅラ科 (クマツヅラか、Verbenaceae) は被子植物熱帯を中心に分布し、一年草から高木まであり、一部はつる性は放射相称(花弁は5裂)または左右相称で、唇状のものもある。は多くは対生、果実は液果、核果または分果。全体に芳香または悪臭をもつものが多い。

花が美しいので園芸用に栽培されるものが多く、レモンバーベナなど一部のものはハーブあるいは薬草として用いられる。

日本列島にはクマツヅライワダレソウの2種が自生し、帰化植物もある。

分類

クマツヅラ科

ヤモメカズラ連

ハリマツリ連

Casselieae

Citharexyleae

Priveae

Rhaphithamnus

Neospartoneae

シチヘンゲ連

Dipyrena

クマツヅラ連

系統[1]

約351000を含む[1]

ヤモメカズラ連 Petreeae
中南米に分布するつる性木本・低木。単心皮性の子房・長く発達した萼・肉質の核果を持つことが特徴。
ハリマツリ連 Duranteae
中南米・アフリカ・インド。主に複総状花序を付ける。
  • Recordia Moldenke - 1種のみがボリビアに分布する。
  • Duranta L. ハリマツリ属 - デュランタとも呼ばれる。四心皮性の子房を持つ。
  • Stachytarpheta Vahl ナガボソウ属 - 南米産。約130種を含み、1種のみがアフリカに分布。
  • Chascanum E.Mey - アフリカ・マダガスカル・アラビア半島・インド。
  • Bouchea Cham. - 中南米。
Casselieae
中南米。3属14種を含む。子房は二心皮性。
Citharexyleae
中南米。子房は二心皮性。
Priveae
2属約20種を含む。
  • Priva Adans. - 南米・アフリカ・南アジア。
  • Pitraea Turcz. - 南米に1種のみ。本科では珍しい塊茎性の多年生草本。
Rhaphithamnus Miers
Neospartoneae
南米南部。子房は単心皮性。
Dipyrena Hook.
クマツヅラ連 Verbeneae
草本か小低木。子房は二心皮性で4つの分果となる。シチヘンゲ連と共に、仮雄蘂を欠くという共有派生形質を持つ。
シチヘンゲ連 Lantaneae
9属275種を含む。Phyla 属(草本)以外は小低木・低木。子房は単心皮性で、2種子を含む核果か2個の分果となる。仮雄蘂を欠く。

過去の分類体系

クロンキスト体系などでは次の属もこの科に含まれていたが、現在はシソ科など他の科に移されている。

脚注

  1. ^ a b Marx HE, O'Leary N, Yuan YW, Lu-Irving P, Tank DC, Múlgura ME, Olmstead RG. (2010). “A molecular phylogeny and classification of Verbenaceae.”. Am J Bot. 97 (10): 1647-1663. PMID 21616800. 

外部リンク


「クマツヅラ科」の例文・使い方・用例・文例

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