ハンショウヅルとは? わかりやすく解説

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はんしょう‐づる【半鐘×蔓】

読み方:はんしょうづる

キンポウゲ科落葉性木質(つる)植物山地生える。3枚小葉からなる複葉で、対生初夏紅紫色釣鐘形の花を下向きに開く。実に白い毛がある。つりがねかずら。


ハンショウヅル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 03:38 UTC 版)

ハンショウヅル
ハンショウヅル Clematis japonica
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: キンポウゲ目 Ranunculales
: キンポウゲ科 Ranunculaceae
亜科 : キンポウゲ亜科 Ranunculoideae
: Anemoneae
: センニンソウ属 Clematis
: ハンショウヅル C. japonica [1]
学名
Clematis japonica
Thunb. [1]
和名
ハンショウヅル
品種
  • シロハンショウヅル C. j. f. cremea
  • ケハンショウヅル C. j. f. villosula

ハンショウヅル(半鐘蔓、学名: Clematis japonica Thunb.[1])は、キンポウゲ科センニンソウ属分類されるつる性低木の1和名は、下向きに咲く花の形を半鐘にたとえたことに由来する[2]

特徴

木質のつる植物で落葉性[3]は長さ4-9 cmの卵形の三出複葉対生する[4]花柄の長さは6-12 cmで、先端に紅紫色の鐘形のを1個下向きに付ける[3][4]。花期は5-6月[4]痩果は長さ約6 cmの長卵形で、花柱の長さは3-4 cm[3]

分布

日本本州九州に分布する[4]。主に温帯の地域に分布し、林縁や林内に生育する[3]

種の保全状況評価

以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている[5]

脚注

注釈

  1. ^ 青森県の重要希少野生生物(Bランク)は、環境省の絶滅危惧II類相当。
  2. ^ 奈良県の希少種は、環境省の準絶滅危惧相当。

出典

  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ハンショウヅル”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2018年12月2日閲覧。
  2. ^ 『野に咲く花』、335頁。 
  3. ^ a b c d 佐竹 (1982)、72頁
  4. ^ a b c d 林 (2009)、474頁
  5. ^ 日本のレッドデータ検索システム「ハンショウヅル」”. (エンビジョン環境保全事務局). 2013年6月27日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。
  6. ^ 青森県レッドデータブック(2010年改訂版)” (PDF). 青森県. pp. 39 (2010年). 2013年6月27日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク



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