しょう‐よう〔セウエフ〕【小葉】
小葉(しょうよう)
小葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/03 23:42 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動小葉(しょうよう)は生物学における、生物のある部分を指す用語。
- 小葉 (leaflet) - 複葉を構成する小部分で、葉身が分裂してできた個々の葉。→複葉を参照。
- 小葉 (microphyll) - 葉を進化的に分類した場合の一つで、維管束植物の葉のうちヒカゲノカズラ類が持つ葉のこと。葉脈が1本しかなく、葉隙を生じない葉。小成葉とも。→小葉類を参照。
- 小葉 (lobule) - 動物組織の葉(よう、lobe)の構成単位。肝小葉や肺小葉、精巣小葉など。→葉 (解剖学)を参照。
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小葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 09:47 UTC 版)
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※この「小葉」の解説は、「小葉植物」の解説の一部です。
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「小葉」の例文・使い方・用例・文例
- 小葉がんは、小葉に見つかる乳がんのうちのひとつである。
- 偶然に整列した小葉間の中隔隔壁
- 『foliate(葉状の)』は接頭語の『tri(3)』と組み合わされて、『trifoliate(三小葉の)』という単語を形成する
- 小葉(複葉)、特定の種または多くの小葉を持つ
- (葉の形について)別々の葉に分かれていない小葉状の部分の広い範囲の中央脈への裂け目
- (葉の形について)個別の小葉に分かれていない狭い部分の主脈近くまで裂けた
- (葉形について)3つの小葉か断片から成る
- (葉の形について)3つの小葉を持つ
- 葉と小葉の間で
- 葉または小葉の内部
- 小葉をもっているという特性
- 腎臓の小葉間と直腸小静脈から血液を受け取る静脈
- 肝小葉にあって、肝洞様毛細血管から血液を受け取る肝静脈の終枝
- 腎臓の小葉間静脈
- 肝臓の小葉間静脈
- 小葉の軸
- スハマソウ属の数種の植物で、三小葉の葉を持ち、春先に白かピンクがかった花をつける
- 3枚の小葉に分かれた葉を持つマメ科の植物
- 多くの細長い小葉とややにがい堅果を持つ、米国南部のヒッコリー
- 7枚または9枚の小葉がある葉と薄い殻の非常ににがい堅果を持つ、米国東部のペカンヒッコリー
小葉と同じ種類の言葉
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