肺小葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 00:05 UTC 版)
また、気管支と同伴した結合組織が間質として肺内に行きわたり、小葉間細気管支(しょうようかんさいきかんし、bronchuli interlobulares)と呼ばれる直径1 mmの細管の部分で小葉間結合組織として、肺の実質を多数の肺小葉(はいしょうよう、lobuli pulmonales)に区画する。肺小葉は肺の表面に多角形の区画として肉眼で観察でき、ウシ Bos primigenus taurus Linnaeus, 1758では間質が多く、小葉の境界がはっきりとし、小葉は多量の結合組織により小葉群にまとめられる。他の動物では間質が少ないため、ブタではなんとか見分けられる程度で、イヌでは境界が全く不明瞭である。肺小葉の形はピラミッド型で、先端は肺門、規定は肺胸膜(表面)に面する。小葉間細気管支は小葉の先端から入り、小葉細気管支(しょうようさいきかんし、labular bronchioles)となる。
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