肺動脈狭窄を伴わないDORVとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 肺動脈狭窄を伴わないDORVの意味・解説 

肺動脈狭窄を伴わないDORV

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/07 02:11 UTC 版)

両大血管右室起始症」の記事における「肺動脈狭窄を伴わないDORV」の解説

肺動脈狭窄伴わない場合肺血流量が増加しチアノーゼ軽微で、肺高血圧伴ったVSD臨床像類似する前述VSD形態により、以下の様にそれぞれ病態異なる。 大動脈弁下型VSD 左室から拍出される血流は、肺血管抵抗が低い期間は肺血流量の増加繋がり通常の大きなVSD同様に左→右シャントになり、大動脈肺動脈双方流れるが、乳児期容易に肺高血圧進行し次第心雑音聴取されなくなる。放置されるとアイゼンメンゲル化し、右→左シャントになるとチアノーゼ出現する肺動脈弁下型VSD 左室血流主として肺動脈流れるため、VSDを伴う完全大血管転位complete TGA)のII型とよく似た血行動態となり、新生児期から呼吸困難心不全来しやすい。大血管side-by-side(同じ高さで横に並んで起始)または大動脈肺動脈のやや後方で、肺動脈VSD騎乗しているものをタウシッヒ・ビン奇形(Taussig–Bing anomaly)と呼ぶ。また大動脈前方にあるTGA型のものは false Taussig-Bing 奇形呼び、これに対し先に挙げた常大血管型タイプoriginal Taussig-Bing 奇形読んで区別することもある。前者には川島手術後者にはジャテン手術第一選択となる。 両半月弁下型VSD VSD大動脈肺動脈どちらにより偏位しているかにより病態異なり、それに従い治療方針決定される基本的に大動脈弁下型VSDのように大きなVSDに近い血液動態になる。 遠位型VSD 大動脈肺動脈いずれからもVSD離れているため、左室からの血流右室内で静脈血混合する完全型心内膜欠損合併例が多く、この場合大きな共通前突がある。

※この「肺動脈狭窄を伴わないDORV」の解説は、「両大血管右室起始症」の解説の一部です。
「肺動脈狭窄を伴わないDORV」を含む「両大血管右室起始症」の記事については、「両大血管右室起始症」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「肺動脈狭窄を伴わないDORV」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「肺動脈狭窄を伴わないDORV」の関連用語

肺動脈狭窄を伴わないDORVのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



肺動脈狭窄を伴わないDORVのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの両大血管右室起始症 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS