さん‐ち【山地】
山地
山地
山地
山地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/30 03:25 UTC 版)
山地(さんち)は、平地に対比される、比較的大きな起伏や傾斜を持ちまわりより高い地域で、複数の山からなる広い地域を指す。
定義
山地の定義について、1954年(昭和29年)に地理調査所は「主要自然地域名称図」において「地殻の突起部をいい、総括的な意味をもつものとする。」と定めた[1]。百科事典においては「成因別にみると褶曲による褶曲山地、断層に囲まれた地塊山地、侵食に抗して残った侵食山地、火山活動による火山性山地などがあり、発達段階から幼年期、壮年期、老年期の各山地がある」と定義されている[2]。
英語圏でmountains や range あるいは mountain range となっているもののほとんどが「山脈」と訳されている[1]。なお、英語圏では日常用語として山脈の意味でmountain range(range)を用いることはほとんどないと指摘されている[1]。
「山地」と「山脈」の関係も不統一で、慣用的に世界の山々のほとんどが「山脈」と訳される一方、日本の山々については「山地」「山脈」「高地」などに呼び分けている[1]。「山地」と「山脈」の地理上の関係についても、同格の用語とする例(例:讃岐山脈と剣山地)、山地のほうを総括的な上位の用語とする例(例:四国山地と讃岐山脈)、山脈のほうを上位とする例(例:奥羽山脈と真昼山地)がある[1]。
脚注
- ^ a b c d e 米地文夫「地理教育用語としての「山脈」と日常語としての「山脈」-「竜脈」から「青い山脈」まで-」『季刊地理学』第45巻第3号、東北地理学会、1993年9月、167-170頁。
- ^ “山地”. ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、コトバンク. 2017年8月1日閲覧。
関連項目
外部リンク
山地(中・古生界)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 08:16 UTC 版)
市の西半を占める足尾山系は古・中生界の硬い堆積岩(チャートなど)からなる侵食山地で、北西に行くほど急峻になる。斜面には関東ローム層が堆積している。
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山地
「山地」の例文・使い方・用例・文例
- ボブキャットは山地に棲むのを好む。
- 高度の変化がその山地のモザイク状の植生を作り出している。
- 彼らは去年の夏は山地の保養地へ行った。
- 山地のいなかには古い伝説がたくさんある.
- 白神山地を破壊から守れと熱弁をふるって, 彼は環境保護論者のために万丈の気を吐いた.
- 火山地震
- 遊山地
- インカ人は彼らの山地に壇を設けた
- 大部分の鉱山地方と同じくらい魅力がない
- 米国西部とメキシコの悪所と岩山地域に住むミソサザイ
- 主に、シャスタ山地域の穴居人
- 山地の花
- (ペンシルバニア州からノースカロライナ州までの)アパラチア山脈周辺の、荒廃した鉱山地域
- 氷河、アルペン湖、細流、沼を特徴としている山地形を有するワシントンの国立公園
- 起伏だらけの美しさで有名な北スコットランドの山地
- 山地でないスコットランドの南部
- オーベルニュ山地西方のランス中部の地域
- オザーク山地の北西部アーカンソーの学園都市
山地と同じ種類の言葉
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