リアスしき‐かいがん【リアス式海岸】
リアス式海岸
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リアス式海岸(リアスしきかいがん、ガリシア語: Ría、英: ria coast)は、せまい湾が複雑に入り込んだ沈水海岸のこと。リアス海岸[1]、あるいはスペイン語でリア(単数形)、またリアの複数形を用いてリアスともいう[2]。
- ^ 『新版 地学事典』1996年10月20日発行、編集:地学団体研究会、新版地学事典編集委員会、発行:平凡社,ISBN 4-582-11506-3
- ^ 『オックスフォード地球科学辞典』2004年5月30日、発行:朝倉書店,ISBN 4-254-16043-7
- ^ Umidas[リンク切れ]
- ^ 釜石港湾事務所[リンク切れ]
- ^ 山崎晴雄、久保純子『日本列島100万年史 大地に刻まれた壮大な物語』講談社、2017年、100頁。ISBN 978-4-06-502000-5。
- ^ a b 岡田武松、リアス式海岸と云う述語に就て 『地理学評論』 1933年 9巻 7号 P.635-636, doi:10.4157/grj.9.635
- ^ 三浦修、米地文夫、三陸海岸における術語「リアス海岸」の受容とその変容 - 津波常習地から観光の国立公園へ - 『季刊地理学』 2015年 67巻 3号 p. 200-207, doi:10.5190/tga.67.3_200
- ^ 教育出版 - Q3 「リアス海岸」について━p.141,227,231,267
- ^ 帝国書院 お知らせ
- 1 リアス式海岸とは
- 2 リアス式海岸の概要
- 3 脚注
リアス式海岸
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コーンウォール半島は、大西洋から来る西寄りの強い風によって引き起こされた波浪により海岸が激しく浸食されており、沿岸の大部分はリアス式海岸になっている。このため海岸線が1200キロメートルと長く、陸地面積に対する海岸の比率はイングランドで最大となっている。 海岸線が複雑に入り組み、険しい断崖と断崖の間の入江には浸食で生じた砂礫が堆積して砂浜ができて、天然の良港として利用されてきた。プリマスやファルマスなどの港町がその好例である。また、こうした複雑な海岸線は、歴史的に陸上交通路の発展を阻害し、この地方がイングランドの他の地域から孤立する要因にもなってきた。川の最下流に位置する橋が河口からかなり内陸に入り込んだ場所に架けられている場合も目立ち、エクセターやトゥルーロなどはその橋の周りに町が形成されたものである。近現代になってこうした河口部の入江に橋が建設されるようになっており、国道A38号(A38 road)に設けられたTamar Bridgeがその代表例である。 また、強い浸食作用の帰結として古生代(5億-2.5億年前)に遡る古い岩盤が露出しており、リザード岬はイギリス諸島で最古の岩である蛇紋岩の発見地としてよく知られている。ダートムーアなど半島内の高地も、こうした浸食を耐えた火成岩から形成されており、一帯は花崗岩石材の供給地となってきた。 海岸線が入り組んでいることから、デヴォン平野の一部を除いて全ての地域が海岸線から20マイル(約32キロメートル)以内の範囲にあり、この地方の気候や産業に大きな影響を及ぼしている。
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「リアス式海岸」の例文・使い方・用例・文例
- リアス式海岸という地形
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