バリアー島
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バリアー島(英語: barrier island)とは、海岸線よりも海側に岸と並行に伸びる、礫や砂でなるいくつかの細長い高まりの連なりを指し、陸を海から守るような姿からこう呼ばれる。バリアー島の海側には砂浜が発達し、多くの島で低い砂丘と灌木等の植生が見られる。また、バリアー島と陸地との間にはラグーン(lagoon)と呼ばれる潟をもち、バリアー島同士の間にはラグーンと外洋とをつなぐ潮流口(tidal inlet)がある。上げ潮・下げ潮の度にラグーンと外洋の海水が潮流口を行き来するので、上げ潮の際にはラグーン側に、下げ潮の際には外洋側に三角州状の地形ができる。これは潮汐三角州(tidal delta)と呼ばれる。また、このラグーンは時間が経過すると潮流口がふさがり、塩沼となることもある。[1]
- 1 バリアー島とは
- 2 バリアー島の概要
バリアー島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 18:02 UTC 版)
「ヒルトンヘッドアイランド (サウスカロライナ州)」の記事における「バリアー島」の解説
ヒルトンヘッド島はニューヨーク市の沖合にあるロングアイランドに続いて、アメリカ合衆国東海岸では2番目に大きいバリアー島と言われることがある(ロングアイランドは実際にはバリアー島ではなく、氷河モレーンが2つ集まったものである)。しかし、ヒルトンヘッド島自体も半分がバリアー島であり、北半分は更新世に遡る海の島である。南半分が完新世に現れたバリアー島である。ブロード・クリークがこの島を二分しており、実際には内陸の潮汐を受ける湿地である。 バリアー島の地形は沖に砂州のある動的な海浜体系で決められており、打ち寄せる波で海浜が移動する。海浜の背後には草の生える砂丘があり、内陸には湿地のある海洋性の林、風下側の塩沼がある部分が本土に面している。典型的なバリアー島には岬、海浜と波打ち際、および砂州がある。
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