石材とは? わかりやすく解説

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せき‐ざい【石材】

読み方:せきざい

土木・建築や墓碑・彫刻などをつくる材料とする石。


石材

土木・建築用、墓石や石碑、美術・工芸品などの材料として利用される岩石の事。用途に応じた性質を持った岩石が用いられる。住宅などの床や壁材として、花崗岩類がよく使用されている。その他には、石灰石や大理石等も建材として多く使用されている。

石材

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/22 06:23 UTC 版)

イタリアのカッラーラにある大理石採石場
イギリス、テインマスで積み下ろしされている花崗岩規格石材

石材(せきざい)は、土木・建築用、墓石や石碑、美術・工芸品などの材料として利用される天然の岩石。色、模様、質感、耐久性などによって、用途に応じた岩石が用いられる。大理石や御影石などに分類されるが、岩石学的な分類とは異なる[1]。

主な石材

大理石

主に内装向けの装飾用石材。結晶質石灰岩(狭義の“大理石”)や石灰岩だけでなく、トラバーチン、ドロマイト、蛇紋岩なども含める。国会議事堂には、内装に37種類の国産大理石(2種類の蛇紋岩を含む)が使われている[2]。

御影石

主に外装向けの石材。花崗岩や他の深成岩(閃緑岩やハンレイ岩など)だけでなく、片麻岩などの変成岩類も含まれる。国産石材としては、本御影石(兵庫県)、稲田石(茨城県)、岡崎石(愛知県)、万成石(岡山県)、北木石(岡山県)、議院石(広島県)、徳山石(山口県)、庵治石(香川県)、大島石(香川県)羽黒青糠目、磐梯みかげ(宮城県)恵那錆石などがある。

その他の石材

石材の利用について

建築、土木、墓碑、彫刻などに用いられる。

置き場
石材の置き場所を石場という。江戸時代の石場は、古石場という地名になっている[3]。
再利用
調達、運搬に困難が伴う石材には、さまざまな工夫が見られた。日本の石垣には、石の産地、関わった大名や石工を示す刻印を施し、管理体制が敷かれた[4]。墓石・古墳などの遺跡からの転用石も見られる。
中国では、万里の長城の石やレンガが持ち去られ近隣住民の建築資材として利用された[5][6]。南米では、コンキスタドールが侵略した後、宮殿や神殿の石は、キリスト教の教会などを建築する資材となった[7]。フランスなどで廃城となった場合にも、近隣住民が転用した例がみられる。
エジプトでは、アメンエムハト1世のピラミッド(英語版)の石材が、クフ、カフラー、ウナス、ペピ2世(もしくはペピ1世)のピラミッドに再利用されている[8][9]。
トルコのボドルム城(英語版)には、マウソロス霊廟の柱やレリーフや建材などの石材がスポリア(英語版)として転用されている[10][11][12]。

脚注

注釈

  1. ↑ 伊豆石は、全国にも希な広域流通石材として知られており、江戸城や駿府城の石垣や東京の近代建築の建材に多く使われていた。熱海市教育委員会著(2009年)「熱海市内伊豆石丁場遺跡確認調査報告書」2頁

出典

  1. ↑ 西本昌司『東京「街角」地質学』
  2. ↑ “国会議事堂 荘厳な大理石建築”. NHKアーカイブス. 2026年1月25日閲覧。
  3. ↑ 江東区の地名由来 江東区
  4. ↑ “石垣刻印と刻印広場”. www.osakacastle.net. 2022年3月5日閲覧。
  5. ↑ 日経ビジネス電子版. “「万里の長城」の修復は、なぜ“お粗末”なのか”. 日経ビジネス電子版. 2022年3月5日閲覧。
  6. ↑ INC, SANKEI DIGITAL. “万里の長城、3割消失 600円でれんが販売も”. 産経フォト. 2022年3月5日閲覧。
  7. ↑ “16世紀に新大陸で虐殺を行なったスペインが、当時もっとも「啓蒙的、人道的」だった[橘玲の世界投資見聞録]”. 橘玲×ZAi ONLINE海外投資の歩き方. 2022年3月5日閲覧。
  8. ↑ Hans Goedicke, Re-used blocks from the pyramid of Amenemhet I at Lisht. The Metropolitan Museum of Art, NY, 1971
  9. ↑ “Pyramid of Amenemhet I at el-Lisht”. Egyptian Monuments (アメリカ英語). 2009年2月26日. 2018年2月26日閲覧.
  10. ↑ ボドルム城 コトバンク デジタル大辞泉「ボドルム城」の解説
  11. ↑ “Spolia Reliefs in a 15th-Century Fortress: the Mausoleum of Halicarnassus”. artserve.anu.edu.au(オーストラリア国立大学). 2022年9月7日閲覧。
  12. ↑ “紀元前の栄華をしのばせるリゾート都市 asahi.com (朝日新聞社):Asahi Weekly - ENGLISH”. www.asahi.com. 朝日新聞社. 2022年9月7日閲覧。

関連項目

外部リンク


石材

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 14:45 UTC 版)

「石器」の記事における「石材」の解説

石器の材料は岩石や鉱物である。 日本列島の旧石器時代に用いられた石材の代表的なものは、黒曜石、硬質頁岩、サヌカイトなどがあげられる。 北海道地方 - 東部に遠軽町白滝黒曜石原産地、西部に赤井川黒曜石原産地がある。 東北地方 - 広く硬質頁岩が分布。 関東地方 - 太平洋沖には神津島黒曜石原産地がある 中部地方 - 中部山岳地帯には和田峠の黒曜石原産地がある。 近畿・中四国地域 - サヌカイトは奈良県二上山および香川県五色台、坂出市にある金山などで産出する。 ※この石材の節は、「後期旧石器時代の地域色」堤 隆 『日本の考古学』奈良文化財研究所編 学生社 2007年を参照した。。

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「石材」を含む「石器」の記事については、「石器」の概要を参照ください。

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