建築材料
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建築材料(けんちくざいりょう、英: building material)とは、建築物を建てるために使用されるあらゆる材料のことである[1]。短縮形で「建材」(けんざい)とも。
注釈
- ^ その結果、西ヨーロッパの建築では(アジアとは対照的に)、建築にたずさわるさまざまな職人の中でも、石材加工を行う石工(いしく。mason。石材加工職人)の役割が特に重要であった。
- ^ 必ずしもヨーロッパ全域というわけではなく、北欧や東欧などには、(石材はほぼ用いないで)ほぼ材木だけを建築材料として用いる建築物がさかんに作られた地域もある。
- ^ よって、ヨーロッパとは対照的に、アジアでは、建築にたずさわるさまざまな職人の中でも、木材加工を行う大工の役割が特に重要であった。
- ^ コンクリートは主に構造材に含まれるが、外装材としての利用もあり、煉瓦は元々は構造材として誕生したが、装飾的な仕上げ材としての利用も多い。
- ^ アテネの建築物の柱の大半がペンテリコ産大理石。以降、西洋では大理石は建築材料として定番中の定番である。
- ^ パリの建築物の大半は、付近の地下から掘りだした凝灰岩でできている。
- ^ 「煉瓦」と表記してしまうと、漢字の「煉」が含まれ、これには「焼いた」という意味が含まれてしまい、ただ陽光にあてて乾かしただけの日干しレンガの実態に反する表現になってしまっている。
出典
- ^ a b 河上嘉人、他著、『建築材料』、朝倉書店、2009年4月20日初版第1刷発行、ISBN 9784254268768
- ^ a b c 世界大百科事典 第2版「建築材料」
- ^ a b c 三橋博三、他著、『建築材料学』、共立出版、2007年4月15日初版1刷発行、ISBN 9784320076952
建材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/15 00:32 UTC 版)
イギリス南部では、古くはローマ時代後期から現在まで、フリントをモルタルに混ぜて使用している。この影響で、中世ではレンガの普及が遅れ、1520年ごろになってからレンガ造りの建物が流行となった。特に15世紀から16世紀には、フリントを使った壁面を平坦に揃えたflushworkと呼ばれるゴシック建築の装飾的な建築技法が流行し、19世紀にもゴシック・リヴァイヴァル建築で使用された。
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建材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 02:05 UTC 版)
最も岩石の資源利用として多いものは建材、いわゆる石材としての利用であり、御影石などに代表される花崗岩、大谷石に代表される凝灰岩、大理石に代表される石灰岩や結晶質石灰岩など多くの種類が使用される。岩石は木材と並び建築材料としては最も古いものの一つであり、さらに木材に比べ圧倒的に耐久性に優れるため、巨大建造物の建造が可能であり、またそれを建造した文明が滅亡したのちも岩石で作られた建造物の多くは残存した。エジプトのピラミッドやアテネのパルテノン神殿、マヤやアステカの遺跡群、カンボジアのアンコール・ワット、インカ帝国のマチュピチュなど、石材のみで建設された巨大遺跡は枚挙にいとまがない。こうした石材に石を加工する石工は非常に古い職業であり、世界中に存在した。日本においても穴太衆をはじめ、各地に高い技能を持った石工の集団が存在していた。粘板岩(スレート)は屋根を葺く材料として広く使用されていた。建物本体だけでなく、巨岩などを庭に置く庭石は日本庭園においてはなくてはならないものであり、また建物の基礎となる石垣も石材利用としては一般的なものである。このほか、墓石や硯などなど多くの美術・工芸品の原料ともなっている。そのまま使用するだけでなく、石を砕いた砕石も重要な建築材料である。
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建材
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「ノイシュヴァンシュタイン城」の記事における「建材」の解説
城の建設には近代的な技術が用いられ、基礎部分はコンクリートで固められ、外壁は煉瓦の上に白い石灰石を被せている。 城の本館が建設された1879年、1880年に費やされた建材の統計は以下のとおりである。 1,砂 3600立方メートル(およそ6000トン) 2,砂岩 4550トン、Nürtingen産 3,煉瓦 40万枚(およそ1000トン) 4,セメント 600トン 5,大理石 465トン、ザルツブルク産 6,石灰石 50トン、シュヴァンガウのAlterschrofen地区産 玉座の間の下は鉄骨で支えられ、一部の部屋では鉄柱が支えとして設置されているが、城館の壁の主要構成要素は煉瓦であり、19世紀後半当時の最新技術を用いて建設された煉瓦造りの城である。城壁の石灰石板は風雨に弱く、定期的な補修工事を必要としている。
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建材
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「レマン湖畔の小さな家」の記事における「建材」の解説
建物と壁はセメントと土でできた中空の軽い素材で作られ、どちらも白く塗られた。基礎部分はそれぞれコンクリートで造られ、特に地下室の壁や床スラブ、平らな天井、斜めの天窓には強化コンクリートが使われた。またキャノピーの支えには直径6cmの鉄の棒が使われた。
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建材
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「建築材料」および「石材」も参照 古代ローマ帝国は、石材とモルタルを使い巨大な建造物を多数作った。(ポン・デュ・ガール、西暦50年建造) ヨーロッパの建物は、中世のものも、現代のものも、多くが石を主要な建築材料として用いている。この写真は中世に建造されたフランス、パリのノートルダム大聖堂。 石を積んだものを「石積み」と言い、特に「壁」状にしたもの「垣」にしたものを「石垣」と言う。この写真はチェコ共和国の伝統的な農家の石垣。 日本の庭園の石組に使われた石(安養院庭園)
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建材
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構造材としての使用もある(アルミニウム構造)が、窓枠(アルミサッシ)やフェンス等、外構での使用が多い。工場での規格集中生産により高い精度で加工されており、また軽量であるため、建付けや現場での組み立てやすさ、基本的な耐候性が優秀で、1960年代以降急速に普及した。しかし、断熱性の問題から窓ガラスともども結露を生じやすく、近年は代替品として樹脂サッシや現代化された木製サッシが増えている。
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建材
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「ザ プリ ホテル アンド スパ」の記事における「建材」の解説
ホテルの公共エリア及び客室には、中国の木材、青銅、乾燥レンガタイル、灰色の上海レンガ、中国の石材などの中国の建材が使用されている。 建材の使用例: ライブラリーにある暖炉上のエイ皮パネル(幅309cm×高さ218cm×奥行き83cm)。 スイミングプールの銅製の壁面。
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建材
「建材」の例文・使い方・用例・文例
- 建材
- 良質の建材が不足している。
- この建材は暑さや寒さをよく防ぎます.
- 露天採石場から建材用の石やスレートを採取すること
- 金属建材は、今や標準だ
- 上げ鎌という,建材の接続法
- 柄振板という建材
- 蛙が足を広げたような形の建築用建材
- 吸音材という建材
- 土地や建材の長さをはかるさお
- 小波板という建材
- 四分一という,室内に用いる細木の建材
- 集成材という建材
- 発泡コンクリートという,断熱性,防音性に優れた建材
- 幅木という建材
- 木毛セメント板という建材
- 割り栗石という建材
- 猿頭という,屋根板の反りを防ぐための建材
- 簓子という,羽重ねにした下見板を押さえる建材
- 建築において,吸音効果のある建材
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