安山岩とは? わかりやすく解説

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あんざん‐がん【安山岩】

読み方:あんざんがん

アンデス山脈火山岩命名されandesiteから》火山岩の一。斜長石輝石斑晶(はんしょう)を含みまた、角閃石(かくせんせき)や黒雲母(くろうんも)を含むこともある暗灰色岩石板状柱状割れ目がある。日本で最も普通の火山岩で、土木・建築材や墓石などに使用

安山岩の画像

安山岩

読み方あんざんがん
【英】:andesite

暗灰色火山岩斑晶としては斜長石中性からやや塩基性)、輝石が普通で、角閃石かんらん石雲母なども現れる石質ガラス質から微晶質である。日本では第三紀中ごろからあと、著しい安山岩の噴出があり、その覆う面積日本全土18%にも及び、火山大部分は安山岩からなっている。安山岩の中にはアルカリ骨材反応原因となる不安定なシリカを含むものがある。
アルカリ骨材反応

安山岩(andesite)

閃緑岩対応する噴出岩で、斜長石角閃石輝石からなり、色によって、黒雲母安山岩、角閃安山岩、輝石安山岩区別される事もある。

緻密堅硬なものは砕石適し広くその原石として採掘されている。ただ、吸湿性が高いもの、多孔質比重の軽いものがあり、これらは砕石としては不適当である。

安山岩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 14:38 UTC 版)

安山岩(あんざんがん、: andesite)は、火成岩の一種。現在用いられている全岩SiO2量による火山岩の分類法のうち、国際地質科学連合の推薦する分類体系によれば、52〜57wt%が玄武岩質安山岩、57〜63wt%が安山岩と定義される。日本でよく用いられている分類体系は都城・久城(1975)によるもので、国際地質科学連合のものと同様に、縦軸にアルカリ量 (Na2O + K2O)、横軸にSiO2量をとっており、SiO2が53〜62wt%を安山岩としている。深成岩閃緑岩に対応する。


  1. ^ Marc J. Defant; Mark S. Drummond (1990). “Derivation of some modern arc magmas by melting of young subducted lithosphere”. Nature 347: 662-665. doi:10.1038/347662a0. ISSN 0028-0836. NAID 80005544708. 


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安山岩

出典:『Wiktionary』 (2018/07/05 14:56 UTC 版)

名詞

あんざんがん

  1. 中性火山岩一種深成岩閃緑岩対応する化学組成をしている。斜長石輝石角閃石黒雲母などが含まれる

語源

翻訳

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