かんらん岩
一般には岩石の分類は、その成因により、火成岩、堆積岩、変成岩に大別される。
火成岩は、高温マグマが冷却してできる岩石であり、冷却する場所、期間に応じて深成岩、半深成岩、噴出岩または火山岩に分類される。
かんらん岩は、火成岩-深成岩に分類される岩石であり、かんらん石と斜長石とからなり、はんれい岩類に伴って産することが多い。かんらん石のほかに、輝石、黒雲母、磁鉄鉱、クローム鉄鉱を含むことがある。
砕石として好適なものも多いが比重の高いのが欠点である。かんらん岩
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かんらん岩[1][2](かんらんがん、橄欖岩、英: peridotite) は火成岩(深成岩)の一種で、SiO2 成分に乏しい超塩基性岩に分類される。主にかんらん石[注 1]からなり、そのほかに斜方輝石、単斜輝石などを含む。
注釈
出典
- ^ a b c d e 文部省編『学術用語集 地学編』日本学術振興会、1984年、323頁。ISBN 4-8181-8401-2 。[リンク切れ]
- ^ a b c d 日本地質学会編『地質学用語集 - 和英・英和』共立出版、2004年、366頁。ISBN 4-320-04643-9。
- ^ a b 藤岡換太郎 (2023年7月8日). “北海道にある高純度な「かんらん岩」が「地震の原因」を解明するカギだった…その「衝撃のワケ」”. ブルーバックス. 講談社. 2023年7月9日閲覧。
- ^ “【研究成果】水を含んだマントル岩石が,地震発生の原因となる可能性を発見”. 広島大学理学部 (2018年11月26日). 2022年5月26日閲覧。
- ^ Kita, Saeko (2018年11月19日). “Physical mechanisms of oceanic mantle earthquakes: Comparison of natural and experimental events” (英語). Scientific Reports. ネイチャー. pp. 17049. doi:10.1038/s41598-018-35290-x. 2022年5月26日閲覧。
- ^ Smyth, J. R.; Frost, D. J.; Nestola, F.; Holl, C. M.; Bromiley, G. (2006). “Olivine hydration in the deep upper mantle: Effects of temperature and silica activity”. Geophysical Research Letters 33 (15): L15301. Bibcode: 2006GeoRL..3315301S. doi:10.1029/2006GL026194. オリジナルの2017-08-09時点におけるアーカイブ。 2017年10月26日閲覧。.
- 1 かんらん岩とは
- 2 かんらん岩の概要
- 3 参考文献
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