かんらん岩とは? わかりやすく解説

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かんらん‐がん【××欖岩】

読み方:かんらんがん

橄欖石主成分とする深成岩変質する蛇紋岩になる。

橄欖岩の画像

かんらん岩

一般に岩石分類は、その成因により、火成岩堆積岩変成岩大別される

火成岩は、高温マグマ冷却してできる岩石であり、冷却する場所、期間に応じて深成岩半深成岩噴出岩または火山岩分類される

かんらん岩は、火成岩深成岩分類される岩石あり、かんらん石と斜長石からなりはんれい岩類に伴って産することが多い。かんらん石のほかに、輝石黒雲母磁鉄鉱クローム鉄鉱を含むことがある

砕石として好適なものも多いが比重の高いのが欠点である。

かんらん岩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/16 14:02 UTC 版)

かんらん岩[1][2](かんらんがん、橄欖岩、: peridotite) は火成岩深成岩)の一種で、SiO2 成分に乏しい超塩基性岩に分類される。主にかんらん石[注 1]からなり、そのほかに斜方輝石単斜輝石などを含む。


注釈

  1. ^ 橄欖石」(かんらん石、olivine)は鉱物の名称であり、「橄欖岩」(かんらん岩、peridotite)は岩石の名称である。
  2. ^ マントル物質と考えられているものは、かんらん岩以外にもエクロジャイトキンバリー岩などがある。

出典

  1. ^ a b c d e 文部省編『学術用語集 地学編日本学術振興会、1984年、323頁。ISBN 4-8181-8401-2http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi [リンク切れ]
  2. ^ a b c d 日本地質学会編『地質学用語集 - 和英・英和』共立出版、2004年、366頁。ISBN 4-320-04643-9 
  3. ^ a b 藤岡換太郎 (2023年7月8日). “北海道にある高純度な「かんらん岩」が「地震の原因」を解明するカギだった…その「衝撃のワケ」”. ブルーバックス. 講談社. 2023年7月9日閲覧。
  4. ^ 【研究成果】水を含んだマントル岩石が,地震発生の原因となる可能性を発見”. 広島大学理学部 (2018年11月26日). 2022年5月26日閲覧。
  5. ^ Kita, Saeko (2018年11月19日). “Physical mechanisms of oceanic mantle earthquakes: Comparison of natural and experimental events” (英語). Scientific Reports. ネイチャー. pp. 17049. doi:10.1038/s41598-018-35290-x. 2022年5月26日閲覧。
  6. ^ Smyth, J. R.; Frost, D. J.; Nestola, F.; Holl, C. M.; Bromiley, G. (2006). “Olivine hydration in the deep upper mantle: Effects of temperature and silica activity”. Geophysical Research Letters 33 (15): L15301. Bibcode2006GeoRL..3315301S. doi:10.1029/2006GL026194. オリジナルの2017-08-09時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170809105549/http://ruby.colorado.edu/%7Esmyth/Research/Papers/Hydrolivine.pdf 2017年10月26日閲覧。. 


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