火星とは?

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か‐せい〔クワ‐〕【火星】

太陽系4番目の惑星地球のすぐ外側軌道をもつ赤い星で、最大明るさはマイナス3.0等。太陽からの平均距離2億2790キロ、すなわち1.5237天文単位公転周期1.8809年。780日ごと地球近づく自転周期は1.0260日。赤道半径は3397キロ質量地球の0.107倍。昼夜四季があるが、大気希薄気温は低い。極地に白い極冠をもち、冬季大きく広がる多数クレーター大峡谷などもあり、2個の衛星をもつ。熒惑(けいわく)。ほのおぼし。マルスマース

[補説] (衛星フォボスダイモス

火星の画像 火星の画像 火星の画像
空が青く染まる火星の夕焼けNASA

か‐せい クヮ‥ 【火星】

1 太陽系中、太陽から四番目、地球のすぐ外側にある惑星太陽からの平均距離二億二七四万キロメートル直径地球の約〇・五倍、体積〇・一五倍、質量〇・一〇七倍。公転周期一・八八〇九年、自転周期一・〇二六日表面八分の三が暗緑色で他は赤褐色南北両極に白い極冠がある。地球に似た四季変化があるが、大気地球よりかなり薄い。フォボスデイモス二つ衛星をもつ。漢名、熒惑。和名、焔星。

愚管抄(1220)六「この春三星合とて大事なる天変ありける〈略〉太白木星・火星となり、西の方によひよひにすでに犯分に三合よりあいたりけるに」

2星のようにチラチラと光る)残り火

*宝覚真空禅師録(1346)乾「狂風一夜枯葉、炉冷灰寒無火星


火星

地球に似た赤い惑星、火星には季節が見られる

火星は地球のすぐ外側をまわる惑星(わくせい)で、地球からは赤く見えます。火星の直径地球約半分体積10分の1ほど、表面重力地球3分の1ほどです。火星は地球とほぼ同じ24時間37分かけて自転しながら、687日かけて太陽のまわり公転します。また、火星の自転軸25度ほどかたむいているため、地球と同じように四季変化見られます。表面には薄い大気があり、月の表面に似たクレーターもたくさん見られます。

かつては水が存在していたと考えられる火星
かつては存在していたと考えられる火星

火星の地表にある砂漠や運河、海のようす

火星を観察すると、うすいだいだい色の「砂漠」、かっ色で明るい「海」、北極南極にあたる白いドライアイスの氷「極冠(きょくかん)」、細い黒い部分の「運河」と呼ばれる部分がわかります。「砂漠」は平らな部分、「海」はでこぼこ斜面、「運河」は地面のひだのようになっています。また、極冠」は、北半球では冬に広がり、夏は消えてしまうことから、(しも)ではないか考えられています。また、火星には二酸化炭素からなる大気や、巨大火山もたくさんあります

バイキング2号が軟着陸して送ってきた火星の地表のようす
バイキング2号軟着陸して送ってきた火星の地表のようす

太陽系最大の火山、オリンポス火山。高さ2万5,000m、山ろくの直径600km。
太陽系最大火山オリンポス火山。高さ25,000m、山ろく直径600km。

火星をまわる2つの衛星「フォボス」と「ダイモス」

火星には「フォボス」と「ダイモス」と呼ばれる2つ衛星あります。これらは、地球衛星である月のように大きなものではありません。どちらもだ円形フォボス直径26km、ダイモス直径16kmしかありません。これらは小惑星が火星にとらえられて、惑星になったものと考えられています。フォボスは約7時間40分、ダイモスは約31時間かけて火星のまわりをまわっています。フォボス表面にはたくさんのクレーターがあることがわかっています。

衛星ダイモス
衛星ダイモス

衛星フォボス
衛星フォボス

地球に似た環境下でも生物は存在していない

火星は太陽系中でも地球に似た環境をもっています。北極南極には氷もあり、昔は海や川があったのでは、と考えられています。また、太陽系最大火山オリンポス山はじめとする火山もたくさんあります。これらはすべて活動を終え、活火山はありません。表面温度は、真夏赤道付近でも昼は0℃、夜は-70極地方では-120です。この温度やうすい大気があり、四季見られることから、火星には生物がいるのではと考えられましたが、1976年バイキング1号着陸して調べたところ、生物はいないことがわかりました

谷川状の地形は現在もつくられている可能性も

火星の表面水の流れで削られたとみられる谷川状の地形多数あることを、火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤー」がとらえました。マーズ・グローバル・サーベイヤー撮影した火星表面の約25,000写真のうち、クレーター内側などの約150地点に、地下水がしみ出し地表面流れとみられるkm規模地形がみつかりました。そのものはとらえられていませんが、地形V字形にえぐられ、支流のような枝分かれもあるなど地球谷川によく似ています。
これらの地形は、風化のようすや、いん石がふりそそいだりした跡がないことなどから、比較最近できたもので、場合によっては現在も起きている可能性があると考えられています。地形特徴から、火星にはかつて大量存在したとみられていますが、現在もがあることを示唆する証拠初めてです。

マーズ・グローバル・サーベイヤー(左)とそのカメラが捉えた火星の表面写真(中)。地下水がしみ出し、地表面を流れたとみらえれる形が映し出されている。
マーズ・グローバル・サーベイヤー(左)とそのカメラ捉えた火星の表面写真(中)。地下水がしみ出し地表面流れたとみらえれる形が映し出されている。

マーズ・オデッセイによる氷の発見

また、2001年打ち上げられた火星探査機2001マーズ・オデッセイ」は驚くべき発見しました。火星の地下1メートルほどのところに大量の氷を発見したというのです。この氷は、巨大な湖を火星につくることが可能なほどの量であるとのことです。もしこれが事実ならば、火星開発大きく進展することでしょう

火星に生命体の可能性

火星は液体存在しにくい惑星です。火星の北極付近には氷がみつかっていますが、大気圧が低く、すぐに蒸発してしまうため、液体存在しないとされていました。そのため、もし火星にかつて生命体がいたとしても、現在は絶滅しているとみられています。
水の存在確認されれば地球以外の惑星では初めてのことで、火星に原始的生物存在する可能性も高まってきます。今回発見は、今後火星の生命探査実現大きなはずみがつく思われます。


火星

以下の映画火星関連しています。


火星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 08:45 UTC 版)

火星(かせい、: Mars、マールス、: Mars、マーズ、: Άρης、アレース)は、太陽系太陽に近い方から4番目の惑星で、太陽系内では水星より大きく2番目に小さい惑星である。英語では火星はローマ神話の軍神の名を持ち、しばしば「赤い惑星(Red Planet)」と呼ばれる[3] [4]。赤い惑星とは、火星の表面に存在する酸化鉄の影響で、肉眼で見える天体の中でも独特の赤みを帯びた外観を持つことを指す。火星は大気の薄い地球型惑星で、の衝突クレーター地球の谷、砂漠、極地の氷冠を思わせるような表面形状をしている。


注釈

  1. ^ ただし、2009年にNASAの火星無人周回探査機「マーズ・リコナサンス・オービター (MRO)」が赤道と北極の中間付近にある氷の撮影を行った。この氷は、火星が湿潤だった頃のもので、火星への隕石衝突によって地表が削られて露出した。

出典

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  2. ^ 国立天文台 編集『理科年表』平成24年 机上版、丸善、2011年、ISBN 978-4-621-08439-7、p.78-79
  3. ^ Zubrin, Robert; Wagner, Richard (1997). The Case for Mars: The Plan to Settle the Red Planet and Why We Must. New York: Touchstone. ISBN 978-0-684-83550-1. OCLC 489144963. https://archive.org/details/caseformarsplant00zubr 
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  9. ^ In Depth | Viking 1”. NASA Solar System Exploration. 2020年2月9日閲覧。 “NASA's Viking 1 made the first truly successful landing on Mars. The Soviet Mars 3 lander claimed a technical first with a survivable landing in 1971, but contact was lost seconds after it touched down.”
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  40. ^ 「徹底図解 宇宙のしくみ」、新星出版社、2006年、p58
  41. ^ 石川源晃『【実習】占星学入門』 ISBN 4-89203-153-4



火星

出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 05:21 UTC 版)

固有名詞

 かせい

  1. 太陽系太陽四番目に近く大きさ地球半分ほどの惑星大気薄く主成分二酸化炭素である。赤み帯び惑星

発音

か↗せー

翻訳

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