枝分かれとは? わかりやすく解説

えだ‐わかれ【枝分(か)れ】

読み方:えだわかれ

[名](スル)

幹またはから小枝分かれ出ること。また、そのような形のもの。

もとは一つの物から、いくつかの物が派生すること。「いくつかの流派に―する」

「枝分れ」に似た言葉

Xバー理論

(枝分かれ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/28 07:22 UTC 版)

Xバー理論 (エックスバーりろん、: X-bar theory) とは、1950年代にノーム・チョムスキーが提唱した生成文法理論[1][2]に基づき、1970年代から1980年代に発展した、句範疇の構造をXバースキーマ (: X-bar schema)[注 1]と呼ばれる構造で単一的に扱うことを目指す統語理論である。Chomsky (1970)[3]に端を発し、レイ・ジャッケンドフがさらに発展させた (Jackendoff 1977[4])。Xバー理論は生成文法理論であり、普遍文法にスキーマ構造が書き込まれていることを仮定する。これはすなわち、全ての句範疇の構造を1つの基本構造から導けるような言語知識を、人間は脳内文法に保持していると言うのと同義である。具体的には、「あらゆる自然言語のあらゆる (: phrase) は (任意の) 統語範疇Xを主要部とするXP (X Phrase) である」と規定する。Xバー理論は、定式化以前の繁雑な句構造規則の孕む問題を解消するのに重要な役目を果たした。


  1. ^ 「Xバー式型」という日本語訳が与えられることもある。
  2. ^ 主要部ない句構造を指す。
  3. ^ 括弧内の句範疇は随意的であることを表す。
  4. ^ 主要部ある句構造を指す。
  5. ^ Jackendoff (1977)[4]では、Xトリプルバーレベルまで仮定されている。
  6. ^ その後、Pollock (1989)[15]によりIは T(ense)Agr(eement) の2つの機能範疇からなるという仮説が提案された。一方、機能範疇AgrはChomsky (1995)[16]で、LFでの機能がないことを理由に存在を棄却された。故に、現在の統語論では節は機能範疇Tを主要部とするTPであるという考え方が主流である。
  7. ^ 図10の構造において、文全体の語順は接辞移動 (: affix hopping、affix movement) により派生される。接辞移動とは、統語形成が終了したのちに音韻部門 (PF) で適用される操作で、屈折辞の /-s/ という「音」を動詞の位置に移動させ付加する[9]:16。Chomsky (1981)[14]では、この時制接辞移動は規則R (: Rule R) と呼ばれている。
  8. ^ 同様に補文を導くwhetherも補文標識として扱われることがあるが、Nakajima (1996)[17]などをはじめとする多くの研究者が、whetherはCPの主要部位置に生起するのではなく、CPの指定部位置 (Spec-CP) に生起するものとして扱っている (wh語の分析と同様)。これはすなわち、whetherはC0ではないと言うのと遜色なく、どの統語範疇に属するのかは研究者によって意見が分かれる。
  9. ^ Wh移動は、Chomsky (1973)[19]下接の条件英語版 (: Subjacency Condition) に従い、連続循環的 (: successive cyclic) に、すなわち全てのSpec-CPを経由して適用される。
  10. ^ 主要部移動の詳細議論はBaker (1988)[20]を参照のこと。
  1. ^ Chomsky, Noam (1955). The Logical Structure of Linguistic Theory. Cambridge, MA: MIT Press .
  2. ^ Chomsky, Noam (1957). Syntactic Structures. The Hague: Mouton .
  3. ^ Chomsky, Noam (1970). Remarks on Nominalization. In: R. Jacobs and P. Rosenbaum (eds.) Reading in English Transformational Grammar, 184-221. Waltham: Ginn.
  4. ^ a b Jackendoff, Ray (1977). X-bar-Syntax: A Study of Phrase Structure. Cambridge, MA: MIT Press 
  5. ^ a b c Chomsky, Noam (1965). Aspects of the Theory of Syntax. Cambridge, MA: MIT Press .
  6. ^ a b c d e f 『増補版チョムスキー理論辞典』研究社、2016年、521-523頁。 
  7. ^ 岸本, 秀樹 『ベーシック生成文法』ひつじ書房、東京、2009年。 
  8. ^ a b Radford, Andrew (2016). Analysing English Sentences: Second Edition. Cambridge: Cambridge University Press. p. 114-115 
  9. ^ a b c d e 荒木, 一雄 『英語学用語辞典』三省堂、1999年。 
  10. ^ a b c d Chomsky, Noam (1986a). Barriers. Cambridge, MA: MIT Press 
  11. ^ Basic English Syntax with Exercises”. 2021年10月22日閲覧。
  12. ^ Chomsky, Noam (1986b). Knowledge of Language: Its Nature, Origin and Use. New York: Praeger 
  13. ^ Saito, Mamoru; Naoki, Fukui (1998). “Order in Phrase Structure and Movement”. Linguistic Inquiry 29 (3): 439-474. 
  14. ^ a b c Chomsky, Noam (1981). Lectures on Government and Binding. Cambridge, MA: MIT Press 
  15. ^ Pollock, Jean-Yves (1989). “Verb Movement, Universal Grammar, and the Structure of IP”. Linguistic Inquiry 20 (3): 365–424. 
  16. ^ a b c Chomsky, Noam (1995). The Minimalist Program. Cambridge MA: MIT Press 
  17. ^ Nakajima, Heizo (1996). “Complementizer Selection”. The Linguistic Review 13: 143-164. 
  18. ^ Radford, Andrew (2016). Analysing English Sentences: Second Edition. Cambridge: Cambridge University Press. p. 86-92 
  19. ^ Chomsky, Noam (1973). Conditions on Transformations. In: Stephen R. Anderson and Paul Kiparsky (eds.) A Festschrift for Morris Halle, 232-286. New York: Holt, Rinehart, and Winston.
  20. ^ Baker, Mark C. (1988). Incorporation: A Theory of Grammatical Function Changing. Chicago: University of Chicago Press.
  21. ^ Fukui, Naoki and Speas, Margaret J. (1986) Specifiers and Projection. MIT Working Papers in Linguistics 8: 128-172.
  22. ^ Kitagawa, Yoshihisa (1986). Subjects in Japanese and English, Unpublished doctoral dissertation, University of Massachusetts. Reprinted in Kitagawa (1994), Routledge.
  23. ^ Abney, Steven P. (1987). The English Noun Phrase in Its Sentential Aspect. Doctoral dissertation, MIT.
  24. ^ Larson, Richard K. (1988). On the Double Object Construction. Linguistic Inquiry 19 (3): 335-391.
  25. ^ Bowers, John (1993). The Syntax of Predication. Linguistic Inquiry 24 (4): 591-656.
  26. ^ Bowers, John (2001). Predication. In: Mark Baltin and Chris Collins (eds.), The Handbook of Contemporary Syntactic Theory, 299-333. Blackwell.
  27. ^ Stowell, Timothy (1981). Origins of Phrase Structure. Doctoral dissertation, MIT.
  28. ^ a b Syntax I”. 2021年10月23日閲覧。
  29. ^ Chomsky, Noam (1972). Studies on Semantics in Generative Grammar. The Hague: Mouton 


「Xバー理論」の続きの解説一覧

枝分かれ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)

将棋用語一覧」の記事における「枝分かれ」の解説

読み相手応手自身の指し方によって細かく分かれていく。指し手は何手で深く読むというよりも、枝分かれした指し手の手段が何十通り枝分かれして掘り下げて手順比較検討して、一番良い手・最善手指している。また、定跡戦法解説において、こうした何通りの手段を表す際に図式使用される

※この「枝分かれ」の解説は、「将棋用語一覧」の解説の一部です。
「枝分かれ」を含む「将棋用語一覧」の記事については、「将棋用語一覧」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「枝分かれ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「枝分かれ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「枝分かれ」の関連用語

枝分かれのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



枝分かれのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのXバー理論 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの将棋用語一覧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2022 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2022 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2022 GRAS Group, Inc.RSS