触角
触角
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1970 |
配給: | 東宝 |
スタッフ | |
監督: | 新藤兼人 シンドウカネト |
製作: | 堀場伸世 ホリバノブヨ |
能登節雄 ノトセツオ | |
桑原一雄 クワハラカズオ | |
脚本: | 新藤兼人 シンドウカネト |
撮影: | 黒田清巳 クロダセイキ |
音楽: | 林光 ハヤシヒカリ |
美術: | 赤坂太郎 アカサカタロウ |
編集: | 榎寿雄 エノキトシオ |
録音: | 大橋鉄矢 オオハシテツヤ |
スクリプター: | 鈴木忠雄 |
照明: | 岡本健一 オカモトケンイチ |
キャスト(役名) |
乙羽信子 オトワノブコ (民子) |
乙羽信子 オトワノブコ (娼婦ユキ) |
大丸二郎 (利夫) |
太地喜和子 タイチキワコ (八重) |
草野大悟 クサノダイゴ (大国) |
観世栄夫 カンゼヒデオ (ナガル氏) |
殿山泰司 トノヤマタイジ (海坊主) |
蓼くにえ (ミネ) |
解説 |
「強虫女と弱虫男」の新藤兼人が脚本・監督を担当し、コンビの黒田清巳が撮影を担当した。母と息子、息子と恋人の心理の葛藤を中心に性本能を追求したもの。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
石川民子は、息子の利夫と二人暮し、音楽家カワノ・ナガル氏の写譜をして生計をたてていた。冬、母子が高原の山荘に来た時、民子は初めて息子のガールフレンド八重を紹介された。民子が仕事で上京した日、八重は利夫をスキーに誘った。だが、利夫は腹痛を訴え、医者を呼ぼうとする八重をとどめ、母の帰宅を待った。やがて、戻った民子が息子の下腹部に手をさしこみ、ゆっくりさすりはじめた。すると、利夫の顔から、みるみる苦痛と緊張がとけていった。夏が来て、利夫は家に近い海辺で八重とめぐりあった。そして八重が訪れた日、彼女の胸を見て、若き頃の母、その乳房を吸っていた自分を思い浮かべるのだった。だが、民子は二人の関係が密接になるにつれて神経をとがらせ、一方、八重も民子に敵意を感ずるようになっていった。そして、砂浜へ出た八重は、「わたしのオッパイを飲む、ママさんのを飲んだように」と胸をひろげるのだった。ある日の早朝、仕事から帰った民子が、バスルームで貧血を起した。ちょうど夢からさめた利夫は、全裸の母を介抱した。この様子を外から眺めていた八重は、ショックを受けるのだった。ある日民子の亡夫の友人大国が尋ねて来た。大国は民子の心情を見透し、発掘した石棒を置いていった。その大国が、サロン・ナデシコに利夫を誘った。そこには、民子にそっくりな娼婦ユキがいた。だが、彼女の顔半分には原爆の爪痕が生生しく残っていた。ユキは、基地の白人に抱かれる時にはいつも、原爆のむごさを語るのだった。大国は酔っぱらったユキを抱こうとした。だが、利夫は母が犯されるような錯覚をおぼえ大国の行為をさまたげた。利夫がユキの挑発に乗って、愛の交歓をしたのは、その直後だった。やがて、八重が「あの女と寝たのなら、あんたはママと寝たのよ」と利夫に迫った。それから間もなく、民子は二人が結ばれたのを見てがく然とした。やがて、民子は利夫を連れて夫の墓詣りをした。そして、裏日本の荒海を見下す断崖の墓前で「ママが死んだら、パパのお墓の横に入るの」と言い残し、姿を消してしまった。民子はもういない。利夫は、雪がしんしんと降り積る山荘で、ママを回想しつづけた。 |
触角
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 15:49 UTC 版)
触角(しょっかく、antenna、複数形:antennae)は、節足動物などの頭部から突出している対になった器官のひとつ。主に感覚を司る。
- ^ a b “Segmentation in Tardigrada and diversification of segmental patterns in Panarthropoda” (英語). Arthropod Structure & Development 46 (3): 328–340. (2017-05-01). doi:10.1016/j.asd.2016.10.005. ISSN 1467-8039 .
- ^ “Origin and evolution of the panarthropod head – A palaeobiological and developmental perspective” (英語). Arthropod Structure & Development 46 (3): 354–379. (2017-05-01). doi:10.1016/j.asd.2016.10.011. ISSN 1467-8039 .
- ^ Telford, Maximilian J.; Thomas, Richard H. (1998-09-01). “Expression of homeobox genes shows chelicerate arthropods retain their deutocerebral segment” (英語). Proceedings of the National Academy of Sciences 95 (18): 10671–10675. ISSN 0027-8424. PMID 9724762 .
[続きの解説]
「触角」の例文・使い方・用例・文例
- 触角のある海の生物
- カタツムリは触角の先端に目を持っている。
- 昆虫の可転性の触角は、上下または横方向に動かす事ができる
- 8本の脚、2本の毒牙、および2本の触角を持ち、通常は体の後部に糸を吐き出す2つの器官がある捕食性のクモ形類動物
- 枝分かれした触角と8対から10対の肢を持つ微小な節足動物類の不明瞭な門
- 大触角の底近くのある甲殻類の動物の(排泄機能があると信じられている)一対の腺の1つ
- 大きな中央の眼と西洋梨形の体と泳ぐために使う長い触角を持つ微小自由遊泳性淡水性カイアシ類の動物
- 非常に長い触角を持つ長い胴体の甲虫
- 触角の短いバッタ
- 短い触角を持つバッタ
- 短い触角を持つ温帯にすむ移動性バッタ
- 長い糸のような触角と雄の前翅にはよく発達したギシギシとかん高い摩擦音を出す器官があるバッタ
- 細長い体と細い多くの節のある触角と腹の後部に1対の大きなハサミを持つハサミムシ
- ぽっちゃりした胴体と羽毛のような、または毛のような触角を持つ典型的に薄明薄暮性・夜行性の昆虫
- 櫛のような触角を持つ中型のがっしりした体型の中間色の蛾
- ある特定のハエ類の触角先端ちかくにある剛毛のような突起
- 魚の顎にあるほっそりした触角突起
- 触角という動物の器官
- 接触角という,液体の表面が固体の壁面と接してなす角
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