前翅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 04:15 UTC 版)
前翅(ぜんし、まえばね、英語: forewing[1])は、2対の翅(はね)をもつ昆虫において、胸部の第2節から生えた最初の1対の翅である[2][3]。
- ^ “forewingの意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書”. ejje.weblio.jp. 2022年4月4日閲覧。
- ^ Snodgrass, R. E. (2019-05-20) (英語). XI. The Hexapoda. Cornell University Press. doi:10.7591/9781501740800-013. ISBN 978-1-5017-4080-0
- ^ “Definition of forewing | Dictionary.com” (英語). www.dictionary.com. 2022年4月4日閲覧。
- ^ 日本国語大辞典,世界大百科事典内言及, 精選版. “鞘翅とは” (日本語). コトバンク. 2022年4月4日閲覧。
- 1 前翅とは
- 2 前翅の概要
前翅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 05:13 UTC 版)
「ヘラクレスオオカブト」の記事における「前翅」の解説
前翅は黄褐色を帯びるのが特徴である。黒い斑点の大きさや数、また全体の色合いの濃さなど、個体によって違いが見られるが、これは遺伝的な要素による違いではない。 前翅は湿度が高いと黒褐色だが、湿度が下がると黄褐色が濃くなる。また、油脂などの付着や栄養状態によっても黒褐色になる。飼育下では湿度が高くなったり、餌などの付着による汚れ、高栄養な餌による栄養状態の飽和や湿度の高さにより、黒くなった状態になることが多いようである。一般に知られている黄褐色の本種のイメージは、乾燥時に写真が撮影されることが多いためである。 同属のネプチューンオオカブトは、常に前翅が黒色で、2本の長い角のほかにも左右に1対小型の計4本の角を有しており、これによって本種と簡単に区別することができる。また、本種のメスの前翅は尻のほうのみ色づく。
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「前翅」の例文・使い方・用例・文例
- 4枚の羽根のある昆虫の対の前翅の片方
- 皮質の前翅と膜質の後翅と噛む口部を持つ様々な昆虫の総称
- 長い糸のような触角と雄の前翅にはよく発達したギシギシとかん高い摩擦音を出す器官があるバッタ
- 吸引口器と元のところで厚くなり皮状になる前翅をもつ昆虫
- 半翅類の昆虫:前翅は膜質だが、先端は皮質の昆虫
- 膜質の前翅と後翅を持つ昆虫
- 前翅の外側の縁に角ばった切り込みのあるタテハチョウ科の蝶
- 後翅の下側にコンマの形の斑紋がある前翅の縁が鋸歯状になっているヒオドシチョウ属の蝶
- 鈍い色の前翅と鮮やかな色の後翅を持つ蛾
- くすんだ色の前翅と赤斑のある後翅を持つ蛾
- 前翅の白い枝角のようなマークを持つ、ヨーロッパの蛾
- 力強く飛んで食物を採取するために花の上を静止飛行できる長い前翅をもつ様々な蛾のどれか
- 長い尾の付いた後翅と黄色い三日月型の斑紋が各前翅にある、体色は青白い緑のアメリカ産の大型蛾
- 前翅という,昆虫の前部の一対の翅
前翅と同じ種類の言葉
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