油脂とは? わかりやすく解説

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ゆ‐し【油脂】

読み方:ゆし

脂肪酸のグリセリンエステル。溶けずアルコールなどに溶ける常温液体のものを脂肪油・油(あぶら)、固体のものを脂肪という。脂肪酸としてはステアリン酸パルミチン酸オレイン酸リノール酸などが多い。動植物界に広く分布植物性大豆油オリーブ油ごま油木蝋(もくろう)、動物性牛脂豚脂魚油などがある。


油 脂

・油脂とは常温液状を油(oil)、固形状を脂肪(fat)という。洋菓子用い天然油脂バタ-、牛脂(タロ-)、豚脂(ラ-ド)、綿実油コ-ンサフラワー油大豆油パ-ム油、ヤシ油カカオ脂がある。 これらの油脂の役割は    
クッキ-: 口に入れたときのモロさ、砕けやすさ(ショートネス)。
バタクリ-ム 滑らかさ。  
スポンジケ-キ: 乳化性。
パイ生地 展性
チョコレ-ト : 滑らかさトロリ溶ける食感・・・

油脂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/21 09:23 UTC 版)

油脂(ゆし、Oil)とは、脂質の一種で、天然由来の脂肪酸グリセリンとのエステル化合物を指す。大部分はトリグリセリド(トリ-O-アシルグリセリン)である。単一の化合物の意味では通常は使われず、複数のトリグリセリド化合物の混合物である。狭義のと同じ意味であるが、油は石油など通常油脂には含めないものも含める場合がある。


  1. ^ kotobank - 世界大百科事典 「植物油」
  2. ^ 食用油も切符で配給(昭和16年5月29日 朝日新聞)『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』p121 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年


「油脂」の続きの解説一覧

油脂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 04:07 UTC 版)

煙幕」の記事における「油脂」の解説

油煙通常発煙装置によって作られる。 ここで作られる「煙」は、微小なサイズ油滴であり、より正確に表現するならば「煙」でなく「」である。フォッグ・オイル燃焼させた場合よりも、フォッグ・オイル空気中で加熱する、あるいは加熱したフォッグ・オイル空気接触させるほうがより多くの煙を発生させることができる。 煙を赤外線に対して不透明にするためにフォッグ・オイル黒鉛添加することもある。 これによって熱線感知レーザー測距に対して遮蔽効果を得ることができる。 航空ショーでは切削油エンジン排気の熱で加熱して気化させ、空中急冷させることでスモーク発生させる方式主流である。

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油脂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:15 UTC 版)

ルリジサ」の記事における「油脂」の解説

種子から抽出した油(ボリジオイル、ボラージオイル)はキャリアオイルサプリメントとして利用されている。

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油脂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/13 09:17 UTC 版)

イヌガヤ」の記事における「油脂」の解説

イヌガヤおよびハイイヌガヤ胚乳から取れる油はかつて灯火用に使われた。縄文時代遺跡からもイヌガヤ果実発見されており、イヌガヤの油は有史以前から使用されていると考えられる。『延喜式』にも、「閉美油」の名でイヌガヤ(またはハイイヌガヤ)の油についての記述がある。柳田國男の『火の昔』(1944)によれば京都の古い神社ではいまだにイヌガヤ油を灯明使用し吉野の奥のでも近頃まで燈火使用していたという。 イヌガヤ油は凝固点が-5以下、沃素価が130.33で、寒中でも凍ることなく明る光を放つため、冬の神事には欠かせない燈油であった。また1892年明治25年)には、すでに石油系の良質な燈油得られたにもかかわらず灯台船用の油はイヌガヤ油に改められた事からも、イヌガヤ油は屋外使用する燈油としてきわめて優れていたことがわかる。またこの油は理髪にも使われた。

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油脂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:31 UTC 版)

エゴマ」の記事における「油脂」の解説

エゴマ油 (荏胡麻油Perilla oil ペリラオイル) は種子から絞った油で荏の油えのあぶら、えのゆ、荏油〈じんゆ〉)ともいわれ、食用に、また乾性油なので防水性持たせる塗料として油紙番傘油団などに用いられてきた。 中世末期不乾性油菜種油普及するまでは日本植物油と言えばエゴマ油であり、灯火にもこれが主に用いられ安定的に確保供給するために油座という組織作られた。しかし、菜種油普及と共に次第エゴマ油利用衰退し乾性油としての特質不可欠な用途限られていき、知名度低くなっていった。しかし、朝鮮などでは、トゥルギルム(들기름)と称して日本よりも一般的に使用されつづけている。 1990年代後半以降エゴマ油人体不可欠な必須脂肪酸であるα-リノレン酸を、他の食用油比べ類を見ないほど豊富に含んでいることから、健康によい成分を持つことが注目され、再び日本の食市場現れるようになった。しかし、エゴマ油知名度低かった日本では商品展開上不利と見たのか、「シソ油」の商品名市販されていることが多かった。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}このため朝鮮エゴマ油日本シソ油別の物とする誤解生まれている[要検証ノート]。これは朝鮮においても同様で、日本シソ油をチャソオイル(자소 오일)などと称して別の物のように扱う例がある。食用エゴマ油は、揚げ物炒め物などの加熱調理では容易に酸化するため適していないが、癖が少な風味であり、そのまま飲むか、できあがったさまざまな料理適量をかけて摂取するのが一般的工業用では塗料樹脂原料リノリウム印刷インキポマード石鹸などの原料として利用される伝統的には紙に塗って防水紙とする用途も重要で、韓国ではそれを屋内オンドルの上に敷くなどの使い方もされた。 なお、2004年には国民生活センターが、また2008年日本即席食品工業協会スチロール容器使用するカップ麺入れた場合容器溶ける事があるとして注意呼びかけている。

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油脂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 10:58 UTC 版)

アイスクリーム」の記事における「油脂」の解説

アイスミルクラクトアイス脂肪分を補う目的使用されるまた、原料コスト低減や健康を意識した観点商品では、植物性油脂使用されるアイスクリーム乳脂肪以外の使用禁止)。これは乳脂肪分同じよう室温付近固体となり、体温程度温度では液体となる性質の油脂が使用されるまた、油脂自身特有の臭いを持っていないことが必要である。この条件適う植物油ヤシ硬化油パーム油綿実油などである。ポリフェノール水分と油脂の分離を防ぐ技術使って常温でも形が崩れにくいアイスクリーム開発されている。

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油脂

出典:『Wiktionary』 (2021/09/17 16:26 UTC 版)

この単語漢字

第三学年

常用漢字
音読み 音読み

発音

名詞

(ゆし)

  1. 脂肪酸グリセリンとのエステル化合物脂肪

「油脂」の例文・使い方・用例・文例

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