焼き物
焼き物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/25 10:18 UTC 版)
焼き物(やきもの)は、窯を用いて焼成して作られた陶磁器の総称である。陶磁器の場合は焼物と表わすことがある。
種類
- 土器
- 一番歴史は古いが現在は植木鉢くらいに作られる程度。
- 炻器(焼き締め)
- 原料は陶土で1200度程度で焼き固める、釉薬は使用しない(自然釉)代表される産地は備前、信楽など
- 陶器
- 原料は陶土で1100 - 1200度程度で焼き固める、代表される産地は美濃、萩など。
- 磁器
- 原料は陶土と陶石で1300 - 1400度程度で焼き固める、代表される産地は有田、九谷など。
焼き物一覧
日本の焼き物
- 平清水焼(山形県)
- 会津本郷焼(福島県)
- 相馬焼(福島県)
- 益子焼(栃木県)
- 笠間焼(茨城県)
- 志戸呂焼(静岡県) - 遠州七窯の一つ
- 九谷焼(石川県)
- 大樋焼(石川県)
- 越前焼(福井県) - 六古窯の一つ
- 美濃焼(岐阜県)
- 瀬戸焼(愛知県) - 六古窯の一つ
- 常滑焼(愛知県) - 六古窯の一つ
- 万古焼(三重県)
- 伊賀焼(三重県)
- 信楽焼(滋賀県) - 六古窯の一つ
- 膳所焼(滋賀県) - 遠州七窯の一つ
- 京焼(京都府)
- 楽焼(京都府)
- 清水焼(京都府)
- 朝日焼(京都府) - 遠州七窯の一つ
- 御室焼(京都府)
- 赤膚焼(奈良県) - 遠州七窯の一つ
- 古曾部焼(大阪府) - 遠州七窯の一つ
- 丹波焼(兵庫県) - 六古窯の一つ
- 出石焼(兵庫県)
- 備前焼(岡山県) - 六古窯の一つ
- 布志名焼(島根県)
- 萩焼(山口県)
- 大谷焼(徳島県)
- 砥部焼(愛媛県)
- 上野焼(福岡県) - 遠州七窯の一つ
- 小石原焼(福岡県)
- 高取焼(福岡県) - 遠州七窯の一つ
- 小鹿田焼(大分県)
- 唐津焼(佐賀県)
- 有田焼(佐賀県)
- 嬉野焼(佐賀県)
- 波佐見焼(長崎県)
- 平戸焼(長崎県)
- 薩摩焼(鹿児島県)
- 壺屋焼(沖縄県)
世界の焼き物
ドイツ
オーストリア
- ウィーン窯
- 磁器工房アウガルテン
ハンガリー
イギリス
フランス
イタリア
デンマーク
ポルトガル
- ビスタアレグレ
オランダ
- ロイヤルデルフト
- ロイヤル・ティヒラー・マッカム
フィンランド
アメリカ合衆国
- レノックス
- キャッスルトン
関連用語
焼き物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 05:26 UTC 版)
宮沢賢治の童話「狼森と笊森、盗森」(大正13年=1924年)では、「だん/\近くへ行って見ると居なくなった子供らは四人共、その火に向いて焼いた栗や初茸などをたべてゐました。」という描写がなされている。もっとも素朴で、ハツタケの香味を生かした調理法である。村越三千男は、味噌焼き(「よく洗ひ竹串にさし、あぶりて山椒味噌をつけ竹串をとりかへ皿に盛るなり。」)・醤油焼き(「ハツタケを白水に暫時つけおき、水に洗ひて竹串にさし、醬油に浸けて焼くなり。」)および塩焼き(「ハツタケを水にて洗ひ更に鹽水の中に浸し、暫時すぎて強火に網をかけ其の上にハツタケをのせ程よく焼くなり。」)の三種の調理法を挙げている。焦がさぬようにあぶったハツタケを、ユズ醤油とともに供する場合もある。
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