有田焼(ありたやき)
有田焼
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 03:23 UTC 版)
有田焼(ありたやき)は、佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器である。その積み出しが伊万里港からなされていたことにより、「伊万里(いまり)」や伊万里焼とも呼ばれる。泉山陶石、天草陶石などを原料としているが、磁器の種類によって使い分けている。作品は製造時期、様式などにより、初期伊万里、古九谷様式、柿右衛門様式、金襴手(きんらんで)などに大別される。また、これらとは別系統の献上用の極上品のみを焼いた作品があり藩窯で鍋島藩のものを「鍋島様式」、皇室に納められたものを「禁裏様式」と呼んでいる。江戸時代後期に各地で磁器生産が始まるまで、有田は日本国内で唯一、長期にわたって磁器の生産を続けていた。1977年(昭和52年)10月14日に経済産業大臣指定伝統工芸品に指定。
- ^ 名称と定義については、佐賀県立九州陶磁文化館 (2007, pp.6-7), 矢部 (2000, p.5) による。
- ^ NHK・TV:【ブラタモリ有田焼編】有田の歴史・地形・観光ルートまとめ #116
- ^ 矢部(2000, p.52)
- ^ “姉妹都市・友好都市・団体のご紹介 ドイツ連邦共和国マイセン市”. 有田町商工観光課 陶都有田国際交流協会. 2015年11月14日閲覧。
- ^ “日本を愛した15人の英国人たち”. 英国ニュースダイジェスト (2008年1月10日). 2015年11月14日閲覧。
- ^ “手から、手へ。〜コメダの器の故郷、佐賀県・有田を訪ねて〜”. (2020年6月10日) 2022年2月11日閲覧。
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