鍋島焼とは? わかりやすく解説

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なべしま‐やき【鍋島焼】

読み方:なべしまやき

江戸前期肥前鍋島家藩窯で焼かせた磁器寛永5年(1628)の始まり伝えるが、延宝3年(1675)松浦郡大川内に窯を移してから最盛期迎えた貴紳への献上品の焼造を主眼として、精巧華麗な作風を展開。染め付け青磁もあるが、特に色絵色鍋島として名高い明治初期藩窯廃されたが、その技法民間受け継がれている。


鍋島焼


鍋島焼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/10 10:03 UTC 版)

鍋島焼(なべしまやき)は、17世紀から19世紀にかけて、佐賀藩鍋島藩)において藩直営ので製造された高級磁器である。佐賀藩の支配下にあった肥前国有田・伊万里(佐賀県有田町、同県伊万里市)は日本における磁器の代表的な産地として知られるが、その中で大川内山(おおかわちやま、佐賀県伊万里市南部)にあった藩直営の窯では藩主の所用品や将軍家・諸大名への贈答品などの高級品をもっぱら焼造していた。これを近代以降「鍋島焼」または単に「鍋島」と呼んだ(伊万里焼の一様式と位置付け、「鍋島様式」と呼称する場合もある)。鍋島焼の伝統は1871年明治4年)の廃藩置県でいったん途絶えたが、その技法は今泉今右衛門家によって近代工芸として復興され、21世紀に至っている。


  1. ^ 特別展図録『誇り高きデザイン 鍋島』pp.8 - 9, p.198
  2. ^ 13代今泉今右衛門 - NHK人物録
  3. ^ 特別展図録『誇り高きデザイン 鍋島』pp.193, p.201
  4. ^ 特別展図録『誇り高きデザイン 鍋島』pp.190 - 194
  5. ^ 「特集展示 坂本五郎コレクション受贈記念 北斎と鍋島、そして」(九州国立博物館サイト)


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