ひまわり油
ひまわり油はひまわりの種子から得られ、通常品は半乾性油である。そのまま又は採油に先立ち脱穀し、顆肉としたのちに圧抽採取される。原油は色が淡く、精製がきわめて容易で、精製損失は少ない。ごく少量であるがろう分を含み、これが濁りの原因になるので、脱ろうの必要がある。高リノール酸タイプと高オレイン酸タイプがあり、前者は沃素価120~142、鹸化価188~194、比重d0.915~0.920、屈折率n1.471~1.475、不鹸化物1.5%以下である。脂肪酸組成は、パルミチン酸3~8%、ステアリン酸2~5%、オレイン酸15~25%、リノール酸65~75%である。サラダ油や調理用油として好んで用いられるほか、水添してマーガリンやショートニングに用いられる。この油は白色塗料に用いた場合には黄変しないので、アルキッド樹脂のように改質して塗料にも使用される。 高オレイン酸タイプは。沃素価80~95、オレイン酸75~85%、リノール酸5~10%で、酸化安定性にすぐれている。 |
ひまわり油
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 02:41 UTC 版)
ひまわり油(ひまわりゆ、ひまわりあぶら、向日葵油)は、ヒマワリの種子を原料とした油脂。主に食用油として用いられる。サンフラワー油とも。ベニバナ油であるサフラワー油と誤認されやすい。
- ^ 植物油の生産から消費まで (1)世界の植物油生産(一般社団法人 日本植物油協会) データは2004 - 2011年のISTA Mielke社「Oil World」誌
- ^ http://www.sunflowernsa.com/oil/nusun/
- ^ USDA National Nutrient Database
- ^ 第2次大戦ドイツの自動火器 p29
- 1 ひまわり油とは
- 2 ひまわり油の概要
- 3 脚注
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