ベヘン酸とは? わかりやすく解説

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ベヘン酸

分子式C22H44O2
その他の名称Behenic acid、Docosanoic acid、ベヘニン酸
体系名:ベヘン酸、ドコサン酸


ベヘン酸

英訳・(英)同義/類義語:behenate

高級直鎖状飽和脂肪酸一種CH3(CH2)20COOH

ベヘン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/23 12:22 UTC 版)

ベヘン酸
識別情報
CAS登録番号 112-85-6
KEGG C08281
特性
化学式 C22H44O2
モル質量 340.58
示性式 C21H43C(=O)OH
外観 白色または黄色結晶
融点

74–78

沸点

306

出典
MSDSデータ
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ベヘン酸(ベヘンさん、behenic acid)は、 直鎖飽和脂肪酸である。

ワサビノキから採れるモリンガ油の9%を占めており、この植物の根が収穫される月である、イラン暦のバフマンから名前が採られた。

ベヘン酸は菜種油ピーナッツ油に含まれる成分の1つである。アブラナやピーナッツの種子だけでなく殻にも含まれており、ピーナッツ殻1トン当たり約 6 kg のベヘン酸が含まれている。

食用油の成分中では、オレイン酸などよりも吸収されにくい。生物学的利用能は低いものの、血中コレステロール量を上昇させる作用があるため[1]、過剰摂取に注意する必要がある。

ショートニングの原料となり、食品としての有用性が高い。

工業的には整髪料にも使われている[2]

カルボキシル基還元するとドコサノールになる。

出典

C21:
ヘンイコシル酸
飽和脂肪酸 C23:
トリコシル酸



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