カプロン酸とは? わかりやすく解説

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ヘキサン酸

分子式C6H12O2
その他の名称カプロン酸、ヘキシル酸、Caproic acid、Hexylic acid、Hexanoic acidヘキソン酸、NA-1706、n-カプロン酸、n-Caproic acid、n-ヘキサン酸、n-Hexanoic acid、Hexoic acid
体系名:ヘキサン酸


カプロン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/15 23:02 UTC 版)

カプロン酸
識別情報
CAS登録番号 142-62-1 
PubChem 8892
ChemSpider 8552 
UNII 1F8SN134MX 
EC番号 205-550-7
KEGG C01585 
ChEBI
ChEMBL CHEMBL14184 
バイルシュタイン 773837
Gmelin参照 185066
特性
化学式 C6H12O2
モル質量 116.16 g mol−1
外観 Oily liquid[1]
匂い ヤギのような
密度 0.929 g/cm3[2]
融点

−3.4℃ [1]

沸点

205.8℃ [1]

への溶解度 1.082 g/100 mL[1]
溶解度 エタノール、ジエチルエーテルに溶ける
酸解離定数 pKa 4.88
磁化率 −78.55·10−6 cm3/mol
屈折率 (nD) 1.4170
粘度 3.1 mP
危険性
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H311, H314
Pフレーズ P260, P264, P280, P301+330+331, P302+352, P303+361+353, P304+340, P305+351+338, P310, P312, P321, P322, P361, P363
NFPA 704
1
3
0
引火点 103 °C (217 °F; 376 K) [2]
発火点 380 °C (716 °F; 653 K)
爆発限界 1.3 - 9.3%
半数致死量 LD50 3000 mg/kg (ラット, 経口)
関連する物質
関連物質 吉草酸エナント酸
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

カプロン酸(カプロンさん、caproic acid)は直鎖飽和カルボン酸である。IUPAC系統名ではヘキサン酸 (hexanoic acid) となる。消防法に定める第4類危険物 第3石油類に該当する[3]

性質

融点 −3 °C沸点 205 °C の無色の液体。ヤギの体臭様のきわめて不快な臭いを有する。カプリ (capri) とはヤギ (Capra aegagrus) のことであり、ヤギの毛の油の分解物から得られたことによる。

存在

酪酸などと共に、バターに含まれている。

出典

  1. ^ a b c d The Merck Index: An Encyclopedia of Chemicals, Drugs, and Biologicals (11th ed.), Merck, (1989), ISBN 091191028X 
  2. ^ a b Record 労働安全衛生研究所(IFA)英語版発行のGESTIS物質データベース
  3. ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)
C5:
吉草酸
飽和脂肪酸 C7:
エナント酸



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