ネルボン酸
ネルボン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 06:57 UTC 版)
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(Z)-Tetracos-15-enoic acid |
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別称
cis-15-テトラコセン酸
(脂肪酸数値表現 24:1 cis, ⊿9 または 24:1 ω9) |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 506-37-6 ![]() |
PubChem | 5281120 |
ChemSpider | 4444565 ![]() |
KEGG | C08323 ![]() |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL1173379 ![]() |
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特性 | |
化学式 | C24H46O2 |
モル質量 | 366.62 g/mol |
融点 | 42–43 °C |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
ネルボン酸(ネルボンさん、英: Nervonic acid、数値表現 24:1(n-9))はテトラコセン酸とも呼ばれ、一価不飽和のω-9脂肪酸の一つ。ネルボン酸は神経細胞ミエリンの生合成において確認された[2]。ヒトの脳の白質のスフィンゴ脂質を構成する脂肪酸に比較的多く見られる。
ネルボン酸は、スフィンゴ脂質中のネルボン酸濃度が不足する副腎白質ジストロフィーや多発性硬化症のような脱髄疾患の治療に使われる[3]。
多く含む食品
鯖、さんま、ブリ、にしん、などに多く含まれている。
脚注
- ^ Nervonic acid at Sigma-Aldrich
- ^ US Patent 6664406, Nervonic acid derivatives, their preparation and use
- ^ WO/1996/005740, Nervonic Acid Compositions
参考文献
- Appelqvist (1976) Lipids in Cruciferae. In: Vaughan JG, Macleod AJ (Eds), The biology and the Chemistry of Cruciferae. Academic Press, London, UK, pp. 221-277.
- Sargent JR, Coupland K, Wilson R (1994). Nervonic Acid and Demyelinating Disease. Medical Hypothesese 42, pp. 237-242.
ネルボン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 06:10 UTC 版)
ネルボン酸(ネルボンさん、nervonic acid)は、脳糖脂質 (Nervon)、スフィンゴミエリン、血球糖脂質に含まれる炭素数24のcis-15-モノ不飽和脂肪酸である。C23H45CO2H、IUPAC組織名 (Z)-tetracos-15-enoic acid、数値表現 24:1 (15), n-9、分子量366.62、融点42-43℃。CAS登録番号 506-37-6。
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