食物繊維とは?

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生物 > 生物学 > 繊維 > 食物繊維の意味・解説 

しょくもつ‐せんい〔‐センヰ〕【食物繊維】

食物成分の中で、人の消化酵素では消化できないものの総称植物繊維セルロース、ペクチン・リグニン・アルギン酸など。整腸作用各種効用がある。


食物繊維

ヒト消化酵素消化されない食品中の難消化成分総体です。

食物繊維

読み方しょくもつせんい

食べ物中に含まれ、人の消化酵素消化することのできない物質整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、第6の栄養素といわれることもある。

 食物中に含まれている、人の消化酵素消化することのできない物質のことです。多く種類ありますが、溶けない不溶性食物繊維と、溶ける水溶性食物繊維に大きく分かれます。不溶性食物繊維はセルロースヘミセルロースキチンキトサンなど、水溶性食物繊維にはペクチングルコマンナンアルギン酸アガロース、アガロペクチン、カラギーナンポリデキストロースなどがあります
 食物繊維は、便通を整え、便秘を防ぐうえで欠かせないものです。また、脂質、糖、ナトリウムなどを吸着して身体の外に排出する働きがあるため、これらを摂り過ぎることによって引き起こされる肥満脂質異常症(高脂血症)、糖尿病高血圧など生活習慣病予防改善にも効果期待できます
 日本人通常の食生活では食物繊維を摂り過ぎることはほとんどありませんが、いわゆるサプリメントなどで多量に摂り過ぎるとミネラルなどの吸収妨げることもあり、注意が必要です。


食物繊維

セルロースペクチンなど炭水化物に似た成分含み、便が腸を通過する時間を短くするはたらきがあるといわれています。
食物繊維は、消化吸収されないため、大腸水分コレステロールなどを吸収して便の硬さコントロールし、大腸の運動を促して便意をもよおさせます。この際、からだの老廃物いっしょ排出するので、腸の掃除に役立つという効果あります


食物繊維

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/10 18:08 UTC 版)

食物繊維(しょくもつせんい)とは、人の消化酵素によって消化されにくい、食物に含まれている難消化性成分の総称である。その多くは植物性、藻類性、菌類性食物の細胞壁を構成する成分であるが、植物の貯蔵炭水化物の中にはグルコマンナンイヌリンの様に栄養学的には食物繊維としてふるまうものも少なくない。化学的には炭水化物のうちの多糖類であることが多い。


  1. ^ a b c 厚生労働省、「炭水化物 (PDF) 」『日本人の食事摂取基準」(2010年版)』、2016年7月22日閲覧
  2. ^ Keith A. GARLEB, Maureen K. SNOWDEN, Bryan W. WOLF, JoMay CHOW, 田代靖人 訳、「発酵性食物繊維としてのフラクトオリゴ糖の医療用食品への適用」『腸内細菌学雑誌』 2002年 16巻 1号 p.43-54, doi:10.11209/jim1997.16.43
  3. ^ 食物科学のすべて 第4版 建帛社 P.M.GAMAN/K.B.SHERRINGTON 著 中濱信子 監修 村山篤子/品川弘子 訳 2006年12月
  4. ^ John Harvey Kellogg Autointoxication ,1918
  5. ^ James C. Whorton「菜食主義」『ケンブリッジ世界の食物史大百科事典〈4〉栄養と健康・現代の課題』朝倉書店、2005年3月。ISBN 978-4-254-43534-4。229〜244頁。The Cambridge world history of food, 2000
  6. ^ 佐伯矩『栄養之合理化』愛知標準精米普及期成会、1930年。
  7. ^ Malhotra SL (1967-08). “Geographical distribution of gastrointestinal cancers in India with special reference to causation”. Gut 8 (4): 361-72. PMC: 1552547. PMID 6039725. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1552547/. 
  8. ^ DENIS BURKITT – A LIFE OF SERVICE by William Reville, University College, Cork
  9. ^ Burkitt DP. "Related disease--related cause?" Lancet. 2(7632), 1969 Dec 6, pp1229-31. PMID 4187817, doi:10.1016/S0140-6736(69)90757-0
  10. ^ Burkitt DP. "<3::AID-CNCR2820280104>3.0.CO;2-N Epidemiology of cancer of the colon and rectum." Cancer 28(1), 1971 Jul, pp3-13. PMID 5165022
  11. ^ BURKITT D.P., TROWELL H.C Refined Carbohydrate Foods and Disease: Some Implications of Dietary Fibre, 1975. ISBN 978-0-12-144750-2
  12. ^ Leonard Marquart et al. Whole Grains and Health: An Overview Journal of the American College of Nutrition, Vol. 19, No. 90003, 289S-290S (2000). PMID 10875599
  13. ^ 第6次改定日本人の栄養所要量について (厚生労働省)
  14. ^ 小林恭一、「花らっきょうと乳酸菌」 『日本乳酸菌学会誌』 2002年 13巻 1号 p.53-56, doi:10.4109/jslab1997.13.53
  15. ^ a b c d e 吉江由美子、「海藻の食物繊維に関する食品栄養学的研究」 『日本水産学会誌』 2001年 67巻 4号 p.619-622, doi:10.2331/suisan.67.619
  16. ^ 辻啓介、森文平『食物繊維の科学』 p22、1997年9月5日、朝倉書店、ISBN 4-254-43512-6 C3361
  17. ^ a b 繊維/その他の分類体系”. Linus Pauling Institute (微量栄養素情報センター). 2018年11月28日閲覧。
  18. ^ 大隈一裕、松田功、勝田康夫、岸本由香、辻啓介「難消化性デキストリンの開発」『Journal of applied glycoscience』第53巻第1号、日本応用糖質科学会、2006年1月20日、 65-69頁、 NAID 10016738765
  19. ^ 中山行穂、「食物繊維の構造と機能」 『生活衛生』 1991年 35巻 1号 p.32-37, doi:10.11468/seikatsueisei1957.35.32
  20. ^ 健常人の平均として経口摂取した一日必要量600mgのうち、腸管から吸収される分が約350mg/日、腸管から上皮細胞とともに脱落する分が約200mg/日で、尿として約150mg/日、便として約450mg/日が排泄される。食物繊維以外にもポリフェノールも腸管からのカルシウム吸収を阻害する;「清水 誠」、「カルシウムの吸収・代謝と骨の健康」、『食と健康 食品の成分と機能』、放送大学テキスト、p.157、2006年。
  21. ^ 特定保健用食品の製品情報 - 「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所
  22. ^ Report of a Joint WHO/FAO Expert Consultation Diet, Nutrition and the Prevention of Chronic Diseases, 2003
  23. ^ Read NW, Timms JM, . "Constipation: is there light at the end of the tunnel?" Scand J Gastroenterol Suppl;129, 1987, pp88–96. PMID 2820050
  24. ^ World Cancer Research Fund and American Institute for Cancer Research (2007). Food, Nutrition, Physical Activity, and the Prevention of Cancer: A Global Perspective. Amer. Inst. for Cancer Research. ISBN 978-0972252225. http://wcrf.org/int/research-we-fund/continuous-update-project-cup/second-expert-report  日本語要旨:食べもの、栄養、運動とがん予防世界がん研究基金米国がん研究機構
  25. ^ Health Effects of Eating Fiber”. 2010年6月8日閲覧。
  26. ^ 食物繊維摂取量およびグライセミック・インデックス(GI)と肥満度との関連:18~20歳の女子学生3931人の横断研究
  27. ^ 藤田昌子、長屋聡美 「食品の違いによる食後血糖への影響」『岐阜女子大学紀要』32, 2003-03-30, pp131-136 NAID 80015987150
  28. ^ 大隈一裕、松田功、勝田康夫、岸本由香、辻啓介「難消化性デキストリンの開発」『Journal of applied glycoscience』第53巻第1号、日本応用糖質科学会、2006年1月20日、 65-69頁、 NAID 10016738765
  29. ^ 中山行穂、「食物繊維の構造と機能 (1) 化学構造と分析法」 『生活衛生』 1991年 35巻 1号 p.32-37, doi:10.11468/seikatsueisei1957.35.32
  30. ^ Jenkins, D.J.A., Lees, A.R., Gassull, M.A.,Cochet, B. and Alberti, G.M.M.: Ann. Intern. Med., 80, 20 (1977)
  31. ^ a b c 奥恒行、藤田温彦、細谷憲政、グルコマンナン、プルランならびにセルロースの血糖上昇抑制効果の比較 『日本栄養・食糧学会誌』 1983年 36巻 4号 p.301-303, doi:10.4327/jsnfs.36.301
  32. ^ 中村禎子 ほか、「alginolyticus SUN53によるアルギン酸小分子分解物のラット小腸粘膜二糖類水解酵素に対する阻害作用」 『日本食物繊維学会誌』 Vol.12 (2008) No.1 P9-15, doi:10.11217/jjdf2004.12.9
  33. ^ 森高初恵, 中西由季子, 不破眞佐子 ほか、「米飯の熱特性、感覚特性とグリセミックインデックスに及ぼす寒天の影響」 『日本調理科学会誌』 2012年 45巻 2号 p.115-122, NAID 110009437800, doi:10.11402/cookeryscience.45.115
  34. ^ 内田あゆみ ほか、「ジャンボリーキが病態モデルラットへの血糖値および肝機能に及ぼす影響について」 『日本食品科学工学会誌』 Vol.55 (2008) No.11 P.549-558, doi:10.3136/nskkk.55.549
  35. ^ Effects of high performance inulin supplementation on glycemic control and antioxidant status in women with type 2 diabetes. Pourghassem Gargari B, et. al., Diabetes Metab J. 2013 Apr;37(2):140-8. doi: 10.4093/dmj.2013.37.2.140. Epub 2013 Apr 16.
  36. ^ a b 荒木茂樹, 伊藤一敏, 青江誠一郎 ほか、「大麦の生理作用と健康強調表示の現況」 『人間生活文化研究』 2009年 67巻 5号 p.235-251, doi:10.5264/eiyogakuzashi.67.235
  37. ^ Jenkins, D.J.A., Lees, A.R., Gassull, M.A.,Cochet, B. and Alberti, G.M.M.: Ann. Intern. Med., 80, 20 (1977)
  38. ^ 辻啓介、「食物繊維の保健効果」 『ビフィズス』 1995年 8巻 2号 p.125-134, doi:10.11209/jim1987.8.125
  39. ^ 入江潤一郎、伊藤裕、「腸管環境と心血管病」 『心臓』 2012年 44巻 12号 p.1498-1503, doi:10.11281/shinzo.44.1498
  40. ^ Kajiya, Mikihito; Sato, Kimihiro; Silva, Marcelo J.B.; Ouhara, Kazuhisa; Do, Phi M.; Shanmugam, K.T.; Kawai, Toshihisa (2009). “Hydrogen from intestinal bacteria is protective for Concanavalin A-induced hepatitis”. Biochemical and Biophysical Research Communications 386 (2): 316–321. doi:10.1016/j.bbrc.2009.06.024. ISSN 0006291X. 
  41. ^ 森田邦正、飛石和大、ダイオキシン類の排泄促進に関する研究 『福岡県保健環境研究所年報』 第28号 平成12年度(2000) P.57, ISSN 0918-9173
  42. ^ 五訂増補日本食品標準成分表


「食物繊維」の続きの解説一覧



食物繊維と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「食物繊維」の関連用語

食物繊維のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



食物繊維のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
Supplement Kuchikomi RankingSupplement Kuchikomi Ranking
(C)2021 All Rights Reserved. 健康食品のあり方を考える日本サプリメント評議会の運営です。
厚生労働省厚生労働省
(C)2021 Ministry of Health, Labour and Welfare, All Right reserved.
e-ヘルスネット
花王ロリエ花王ロリエ
Copyright © 1994-2021 KAO CORPORATION. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの食物繊維 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2021 Weblio RSS