セロビオース【cellobiose】
セロビオース
分子式: | C12H22O11 |
その他の名称: | セロース、セロビオース、β-セロビオース、Cellose、Cellobiose、β-Cellobiose、4-O-β-D-Glucopyranosyl-D-glucose、D-(+)-セロビオース、D-(+)-セロース、D-(+)-Cellobiose、D-(+)-Cellose、4-O-(β-D-Glucopyranosyl)-D-glucose、D-Cellobiose、D-セロビオース、β-D-グルコピラノシル-(1→4)-D-グルコース |
体系名: | 4-O-β-D-グルコピラノシル-D-グルコース、4-O-(β-D-グルコピラノシル)-D-グルコース |
セロビオース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/28 02:13 UTC 版)
セロビオース | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 16462-44-5 |
PubChem | 294 |
KEGG | C00185 |
特性 | |
化学式 | C12H22O11 |
モル質量 | 342.30 |
水への溶解度 | 12 g/100mL |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
セロビオース(D-Cellobiose)は、グルコース2分子がβ1、4結合でつながった二糖で、化学式はC12H22O11。セルロースをセルラーゼで分解すると生じる。CAS登録番号は528-50-7。
水に溶けにくい結晶性粉末で、わずかに甘みを呈する。オリゴ糖の一種であり、整腸作用を有する。
従来の、セルロースを分解する方法ではコストがかさんでいたが、2002年8月にはスクロースから合成する方法が報告されている[1] [2]。
アミロースの合成
2005年3月17日、江崎グリコはセロビオースに5種類の酵素を作用させることによりアミロースを生産することに成功したと発表した[3]。
セロビオース及び酵素の量産化技術がまだ確立しておらず、アミロースの生産効率も35%とまだ低いなど課題は多い[4]が、実用化できれば将来の食料危機解消の切り札となる可能性がある。
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