アミロース
アミロース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 06:09 UTC 版)

アミロース (英語: amylose) は、多数のα-グルコース分子がグリコシド結合(α1→4結合)によって重合し、直鎖状になった高分子化合物。「デンプン」の一種である。
デンプンに含まれるアミロースは完全な直鎖ではなく、1分子あたり5 - 20個程度の分岐がある。分枝の鎖長はグルコース残基で3 - 20程度と短いものが多い。通常のデンプンには 20% ほど含まれるが、トウモロコシの中には、このアミロース含量を 80% 程度にまで上げた品種(高アミロース種)もあり、そこから取り出されたものは「高アミロースデンプン」と呼称される。
性質
- アミロペクチンと異なり、熱水に溶ける。
- 分子量は5×105~2×106程度(グルコース残基で3,000~12,000程度)で、アミロペクチンより小型。
- ヨウ素デンプン反応における呈色は青紫色。
- アミロースとアミロペクチンの比率により穀物の粘り気が違う。分子量の小さいアミロース比率が低いほど(アミロペクチンの比率が高いほど)、粘り気が強くなる。アミロース比率が低く粘りが強いものは「糯(もち)」、アミロース比率が高く低い粘りが弱いものは「粳(うるち)」と区分される。
出典
関連項目
アミロース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/06 05:32 UTC 版)
詳細は「アミロース」を参照 アミロースの所定サンプルを撹拌すると、フィブリル状の結晶が形成され母液から析出されるとされている。これらの長いフィブリルは、電子顕微鏡を使用して画像化することができ、シシカバブに似た横条線を明らかにできる[要出典]。アミロースフィブリルは、小さな棒状のフィブリルとラス状(薄い小幅板状)の結晶を持つものの、2つの形態のいずれかに分類される。
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「アミロース」の例文・使い方・用例・文例
- アミロースという化合物
アミロースと同じ種類の言葉
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