ヨウ素デンプン反応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 00:10 UTC 版)
デンプン水溶液にヨウ素溶液(ヨウ素ヨウ化カリウム溶液)を加えると、デンプン分子のラセン構造の長さによって青色〜赤色を呈する鋭敏な化学反応。この反応は、ラセン構造の内部にヨウ素分子が入り込むことに由来する。水溶液を加熱するとラセン構造からヨウ素分子が外れるため、呈色は消える。 ヨウ素デンプン反応は食品衛生分野では、デンプン汚れに対する食器等の洗浄効果の確認検査に用いられる。また、小学校や中学校の生物(主に植物)に関する実験に多用される。 直鎖の長さと呈色の関係鎖長(グルコース残基)ラセン長呈色12 2 無色 12〜15 2 褐色 20〜30 3〜5 赤 35〜40 6〜7 紫 45 9 青
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