よう‐そ〔エウ‐〕【▽沃素】
ヨウ素
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ヨウ素(ヨウそ、沃素、英: iodine)は、原子番号 53、原子量 126.9 の元素である。元素記号は I。あるいは分子式が I2 と表される二原子分子であるヨウ素の単体の呼称。
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ヨウ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 04:16 UTC 版)
ヨウ素(I)は多くの植物に含まれている。若干の藻類はIの濃縮者である。コンブ属Laminaria digitataの体内I濃度は海水中の3万倍を超える。Iはトウモロコシ、ホウレン草、トマトおよびライグラスの生長を刺激する。
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ヨウ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:09 UTC 版)
ヨウ素は甲状腺にあって、甲状腺ホルモンの成分となる。この甲状腺ホルモンは、神経細胞のナトリウム濃度のバランス調節、代謝に関わる。ヨウ素欠乏症として、地方性甲状腺腫と甲状腺機能低下症がある。日本人は海藻を中心とした海産物により1-4mg/日のヨウ素を摂取しているので欠乏することはない。30歳-49歳女性で95μg、同じく男性で95μgが1日の推定平均必要量とされている。
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ヨウ素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 15:31 UTC 版)
ヨウ素はデンプンの指示薬として使われる化学物質である。溶液にデンプンとヨウ素があると、強烈な暗い青色のデンプン・ヨウ素複合体が出現する。デンプンは殆どの植物細胞に共通の物質であり、薄いヨウ素溶液が細胞に存在するデンプンを染める。グラム染色として知られる、微生物学の技術にヨウ素は使われている。 ルゴール液 (IKI)は、細胞核をはっきり見えるようにするために使え、茶色の溶液がデンプンの存在で黒く変わる。
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「ヨウ素」の例文・使い方・用例・文例
- 感染を防止するために、ヨウ素で治療する
- 有機的に化合したヨウ素
- ヨウ素で処理する
- 塩をヨウ素化する
- 昇華ヨウ素
- ヨウ素と結合させる
- ヨウ素を取り除く
- 医師はヨウ素の局所的な処置を処方した
- 活発なヨウ素化された種
- 生体内のヨウ素化されたメカニズム
- からヨウ素を除去するさま
- ヨウ素で処理される
- エチルアルコールの中のヨウ素の溶液からなるチンキ
- チロキシンは、65%のヨウ素である
- 甲状腺の機能の試験で、患者は放射性ヨウ素131の経口量が与えられる
- 甲状腺によって溶解された放射性ヨウ素の量を計測する放射性ヨウ素試験
- ヨウ素を含むアミノ酸
- 8日の半減期を有するヨウ素の重い放射性同位元素
- ヨウ素を含むタンパク質
- ヨウ素基を取り除く酵素
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