コンブ

デジタル大辞泉

こんぶ【昆布】

読み方：こんぶ

《アイヌ語から》コンブ科コンブ属の褐藻の総称。主に東北・北海道の沿岸に分布。外見は根・茎・葉に区別され、長さ数十メートルにも達する。マコンブ・リシリコンブなど。こぶ。えびすめ。ひろめ。《季 夏》「朝日が呼ぶ海の青さと—馬車／林火」

[補説] 「よろこぶ」に通じることから祝い事に用いられ、その場合は「子生婦」「幸運夫」などとも当てて書く。

スラグ用語集

コンブ

読み方：こんぶ
【英】：laminaria

コンブは水深10mくらいまでに生息する岩礁性の大型褐藻類で海中林を形成する生態系的役割を持つと共に、食用としても重要。主に北海道に分布。真昆布(マコンブ) は渡島半島から噴火湾一帯の道南地方に分布。ミツイシ(三石)昆布は、通称日高昆布。日高地方沿岸を主産地として幅広く分布。長昆布(ナガコンブ)は 釧路から根室に至る太平洋沿岸から北方領土まで分布。知床半島羅臼沿岸で採れるものは羅臼(ラウス)昆布と呼ばれる。利尻(りしり)昆布は、利尻・礼文両島と稚内周辺が主産地。細目(ホソメ)昆布は小樽地方など北海道日本海に分布。コンブの藻体長は通常2m～6mのものが多い。

PDQ®がん用語辞書

ケルプ、コンブ

【仮名】けるぷ
【原文】kelp

海藻の一種。一部の文化圏で、特定の医学的問題の治療にこの植物の茎状の部分が用いられてきた。免疫賦活作用や抗がん作用があると考えられている。学名はLaminaria digitata。

植物名辞典

昆布

読み方：コンブ（ｋｏｎｂｕ）

コンブ科コンブ属海藻の総称

昆布

読み方：コンブ（ｋｏｎｂｕ）

マコンブの別称。
コンブ科の褐藻

学名 Laminaria japonica

外国人名読み方字典

コンブ

名前 Combes

季語・季題辞典

昆布

読み方：コンブ（ｋｏｎｂｕ）

コンブ属の海藻の総称

季節 夏、新年

分類 植物

地名辞典

昆布

読み方：コンブ（ｋｏｎｂｕ）

所在 沖縄県うるま市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

駅名辞典

昆布

読み方：コンブ（ｋｏｎｂｕ）

所在 北海道(JR函館本線)

駅名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

ウィキペディア

コンブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/19 06:46 UTC 版)

コンブ（昆布）は、オクロ植物褐藻綱コンブ目コンブ科 （学名：Laminariaceae ）に属する数種の海藻の一般的な名称である。生物学が生まれる以前からの名称であるため、厳密な定義はできないが、葉の長細い食用の種がコンブと呼ばれる傾向がある。コンブ科に属する海藻でも、オオウキモは通常、コンブとは呼ばれない。

Weblio日本語例文用例辞書

「コンブ」の例文・使い方・用例・文例

• ある分類法では、コンブ科と同一領域を占める：寒流もしくは北極海の海洋性褐藻
• コンブ科の標準属：多年生の茶の海藻
• 様々なケルプ、特にコンブ属のケルプ
• 鰹節やコンブを煮て味を出した汁
• ミツイシコンブという海藻
• しかし最近，コンブやワカメがおやつやサラダ用として人気となっている。
• 最近では，多くのスーパーの魚売り場で，サラダ用に千切りにされたコンブが魚と並んで売られている。
• しかし，だしを取るための干しコンブは，他の調味料の人気のため，売り上げが低迷している。