鰹節とは? わかりやすく解説

かつお‐ぶし〔かつを‐〕【×鰹節】

読み方:かつおぶし

カツオの肉を蒸して干し固め、黴付(かびつ)けと日干し繰り返したもの。削って料理かけたり、だしを取ったりして用いる。うまみ成分であるイノシン酸多量に含む。かつぶし。おかか。→生(なま)り節 →削り節

[補説] 祝儀用いる際は、「勝男節」「勝男武士」などとも当てて書く。
大形カツオ三枚におろし片身をさらに背・腹の二つ切り分け作ったものを本節小形カツオ三枚におろし片身を1本のかつお節したもの亀節(かめぶし)という。
切り分けカツオの身を煮た蒸した)あと、燻(いぶ)して寝かせるという作業繰り返したものを荒節という。荒節付着したタール削り、黴付け日干し、黴落としなどを多いときで6回繰り返す。普通この黴付け工程行ったものをかつお節という。また特に、2〜3回付けしたもの枯節(かれぶし)、それ以上付けしたもの本枯節といい、極上とされる


かつ‐ぶし【×鰹節】

読み方:かつぶし

かつおぶし」の音変化


鰹節

読み方:カツブシ(katsubushi), カツオブシkatsuobushi

かつおの身を背割りにして煮た後、焙って乾かし、かびつけを施して日光乾かし固めたもの


鰹節

作者佐賀純一

収載図書藪医竹軒行状記
出版社東洋医学
刊行年月2008.6


鰹節

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/24 14:31 UTC 版)

鰹節(かつおぶし)は、カツオ魚肉を煮熟してから乾燥させた日本保存食品。なお、おかかは鰹節または削り節のことを指す[3]


  1. ^ 文部科学省日本食品標準成分表2015年版(七訂)
  2. ^ 厚生労働省日本人の食事摂取基準(2015年版)
  3. ^ 三省堂. “おかか”. 大辞林 第三版. エキサイト. 2015年8月21日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am 第5節ふし類”. 鹿児島県水産技術開発センター. 2020年11月25日閲覧。
  5. ^ 第15回 平成28年度 遺跡調査報告会資料是川縄文館 2017年10月25日閲覧
  6. ^ a b 伝統食材“鰹節””. www.katsuobushi.or.jp. 一般社団法人日本鰹節協会. 2020年6月2日閲覧。
  7. ^ “発酵”. 東京人 (都市出版) 321: 51. (2013-02-03). 
  8. ^ a b 屋久島は実際は薩摩国ではなく、大隅国に属する。
  9. ^ 山本おさむそばもん ニッポン蕎麦行脚 第8巻』小学館、2011年。ISBN 978-4-09-184273-2  より「出汁のあれこれ」。
  10. ^ a b c かつおぶし・削りぶしの製造における多環芳香族炭化水素類(PAHs) の低減ガイドライン (第1版) 全国削節工業協会 かつお節安全委員会 2015-12-03閲覧 (PDF)
  11. ^ a b c 笠根岳、岡田美緒、遠藤英明、任恵峰、活性炭によるかつお節加工残滓熱水抽出液中の多環芳香族炭化水素類(PAHs)の除去 日本水産学会誌 Vol.81 (2015) No.5 p.826-835, doi:10.2331/suisan.81.826
  12. ^ “時事ドットコム:EUに「万博特例」要請=かつお節、フグ持ち込めず-ミラノ博の和食提供・政府”. 時事ドットコム (時事通信社). (2014年12月9日). オリジナルの2014年12月9日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/l564e 2015年12月3日閲覧。 
  13. ^ “仏で初のかつお節工場操業 鹿児島・枕崎の組合”. 日本経済新聞. (2016年9月2日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG01HFU_S6A900C1CR0000/ 
  14. ^ “焼津の新丸正、EUにかつお節輸出”. 日本経済新聞地域ニュース(東海). (2017年2月16日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB15HDG_V10C17A2L61000/ 
  15. ^ “ヤマキ、インドネシアからかつお節独占調達 年500トン”. 日本経済新聞地域ニュース(四国). (2016年7月27日). http://www.nikkei.com/article/DGXLZO05297440W6A720C1LA0000/ 
  16. ^ 韓国に初の削り節製造子会社を設立”. ヤマキ(プレスリリース). 2017年5月10日閲覧。
  17. ^ a b 五百藏良、西念幸江、三舟隆之. “古代の調味料としての鰹色利”. 東京医療保健大学. 2020年11月27日閲覧。
  18. ^ 軟水、硬水はどのように使い分けされているのでしょうか。 日本ミネラルウォーター協会


「鰹節」の続きの解説一覧

鰹節

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 18:58 UTC 版)

カツオ」の記事における「鰹節」の解説

カツオの肉を干して乾燥させ、長期保存耐えるものに加工することは古来より行われていたが、江戸時代燻煙することによって水分効果的に除去する製法焙乾法(別名:燻乾法)が考案され現代の鰹節が生まれた関東圏では江戸時代から明治時代にかけて、焙乾した鰹節(荒節)の表面削り(裸節)、何度もコウジカビ生やして熟成させ、水分抜き乾燥させると共に雑味成分分解促して旨味を増す「枯節」の技法発達した数ヶ月わたって4回以上のカビ付け行った高級品は本枯節呼ばれる薄く削り削り節」に加工して利用する

※この「鰹節」の解説は、「カツオ」の解説の一部です。
「鰹節」を含む「カツオ」の記事については、「カツオ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「鰹節」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「鰹節」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鰹節」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||

7
100% |||||

8
100% |||||

9
98% |||||

10
90% |||||

鰹節のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鰹節のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鰹節 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのカツオ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2023 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2023 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2023 GRAS Group, Inc.RSS