とう‐じん〔タウ‐〕【盗人】
ぬすっ‐と【盗▽人】
ぬす‐と【盗▽人】
ぬす‐びと【盗人】
窃盗
(盗人 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/10 17:00 UTC 版)

窃盗(せっとう)とは、窃かに盗むこと、あるいは単に盗むことをいう。倫理的・道徳的に反社会的行為とされ、また、法的にも、不法行為責任および刑事責任が問われるのが通常である[1][2][3][4][5]。
概要
『窃』も『盗』も、それぞれ他人の物を持ち主の意に反して持ち去ることを意味するが、特に『窃』という語は『こっそりと、気付かれず』という意味合いが強い。
窃盗と法
窃盗と宗教
仏教
仏教においては、窃盗は「
窃盗の分類
日本国の警察庁が犯罪統計[6]において用いている窃盗の手口による分類を示す。
- 侵入盗
- 空き巣、忍込み、居空き、ATM破り、金庫破り、旅館荒し、官公署荒し、学校荒し、病院荒し、給油所荒し、事務所荒し、出店荒し、工場荒し、更衣室荒し、色情ねらい(下着泥棒、後述)、倉庫荒し、その他
- 乗り物盗
- 非侵入盗
その他、窃盗の手法や対象物に基く呼び名としての分類であり、法律上の分類ではないが、よく見られる用語を示す。
- ピッキング・サムターン回し・焼き破り - 「空き巣」を参照[7][8][9]。
- 枕探し
- カード窃盗 - 「キャッシュカード」の項目を参照[10]。
- 電気窃盗
- 情報窃盗 - 磁気ストライプカードの「スキミング」がこれに当たる[11]。
- サラミ法
- 畑泥棒 - 主に、個人が育てている花や木、野菜などの農作物を盗むこと。かつては『野荒らし』と呼ばれた[12]。
- 下着泥棒(色情ねらい)- 主に家内、ベランダ、脱衣場、コインランドリー等から(主に女性や子どもの)下着を盗むこと。下着ドロボー、下着ドロとも表記される[13]。
- 香典泥棒・御祝儀泥棒
- 文化財泥棒 - 仏像などの文化財を窃盗する[14][15][16]。
- ゴト/ゴト師 - パチンコやパチスロに於いて不正な方法で出玉を獲得するいかさま賭博。詐欺罪等ではなく窃盗罪が適用される。
窃盗犯の分類
- 美術窃盗対策組織
- 国際美術研究財団 - 美術品の研究、窃盗品などの情報を収集する非営利団体
- ヨーロッパ盗難美術委員会 - ヨーロッパで盗難された美術品に関する情報を美術館などに提供するウェブポータルを持つ。
- アート・ロス・レジスター(Art Loss Register) - 世界最大の盗品・紛失作品のデータベース提供会社
- アート・リカバリー・グループ - イタリアに本部がある芸術市場や文化遺産機関に盗難美術品の情報提供・捜索を手掛ける会社
著名な泥棒
架空の人物については「怪盗」を参照。
窃盗への対策
脚注
- ^ 「盗んだカードで金引き出す、中国人再逮捕・1人手配」『読売新聞』読売新聞社、2005年1月14日。オリジナルの2005年1月14日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「現金を紙にすり替え、信金支店長代理を窃盗容疑で逮捕」『読売新聞』読売新聞社、2005年1月16日。オリジナルの2005年1月17日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「元北京大助教授、新幹線内で窃盗容疑で逮捕…兵庫県警」『読売新聞』読売新聞社、2005年3月19日。オリジナルの2005年3月19日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「風俗店員女性の財布から8万円盗む、元五輪選手を逮捕」『読売新聞』読売新聞社、2005年12月6日。オリジナルの2005年12月7日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「「湾岸に行きたくなかった」 脱走後窃盗の米兵に有罪判決」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年3月15日。オリジナルの2006年3月17日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 犯罪統計書 平成23年の犯罪
- ^ 「住宅のガラス焼いて割り侵入…埼玉・羽生で窃盗6件」『読売新聞』読売新聞社、2005年1月21日。オリジナルの2005年1月23日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「現金2億円と宝石類、わずかな留守中に盗難…京都」『読売新聞』読売新聞社、2005年2月6日。オリジナルの2005年2月7日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「鈴木宗男・衆院議員宅に空き巣」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年5月3日。オリジナルの2006年5月4日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「盗難カード被害、3カ月で約9億円の不正引き出し」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年2月21日。オリジナルの2006年2月22日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「銀行カードをスキミングで偽造、中国人ら20人摘発へ」『読売新聞』読売新聞社、2005年1月19日。オリジナルの2005年1月21日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 八巻正治は自著『君は麦畑の風の中を』の中で「秋の紅葉が過ぎ冬場になると、あたりの山々がもうミカン色いっぱいになります。そしてドライブをしながらヒョイと手を伸ばせば道端のミカンが簡単に取れるのです(ゴメンナサイ)」(同書pp.168)と軽い口調で窃盗の告白をしている。当時、大学教授であった人物が、このような文章を冗談めかしつつも平然と書いていることが、いかに「畑泥棒」が軽い犯罪であるかのように考えられているかの一例である。
- ^ 「社会保険庁の職員が下着ドロ未遂、逮捕」『読売新聞』読売新聞社、2004年9月12日。オリジナルの2004年9月12日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「車内で発見の仏像、秋篠寺蔵と確認 奈良・法隆寺窃盗」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年2月7日。オリジナルの2006年2月9日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「故高田博厚さんの作品盗んだ男逮捕」『朝日新聞』朝日新聞社、2006年3月15日。オリジナルの2006年3月17日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
- ^ 「市重要文化財の仏像15体盗難 岐阜・羽島市の薬師寺」『朝日新聞』朝日新聞社、2007年12月8日。オリジナルの2007年12月10日時点におけるアーカイブ。2025年8月11日閲覧。
関連項目
盗人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 07:41 UTC 版)
2期18話に登場。戦争で両親を亡くした盲目の少女・菊を引き取り、彼女の病気を治すべく奮闘している。この回は原作と同様に主役として登場しており、この回のエンディングではキャストの順番ではイヤミが一番先に表示されている。
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