談合

デジタル大辞泉

だん‐ごう〔‐ガフ〕【談合】

読み方：だんごう

［名］(スル)《古くは「だんこう」》

１ 話し合うこと。相談。「—したうえで決定する」

２ 「談合行為」「入札談合」のこと。

実用空調関連用語

だんごう 談合

もとの意味は「話し合うこと」だが、建設業界においては主として公共工事の入札において、 複数の業者が予め入札価格や落札者などについて話し合うこと。協定して請負入札に応じ、 後で落札者から利益の分配を受けると罰せられる。刑法に談合罪があり独占禁止法によっても 談合行為は禁じられている。

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談合 (曖昧さ回避)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/02/04 10:20 UTC 版)

• 談合 - 原義としては、「何人かで集まって相談すること」を指す。
• 談合政治（政治的談合） - 俗に甲州選挙のような事前申し合わせのある選挙戦や55年体制の国対政治などを指す^{[注釈 1]}。
• 談合試合 - 片方もしくは双方の競技者もしくはチームが、あらかじめ申し合わせたかのような結果になるように競技を行うこと^[1]。

• 入札談合 - 国などの公的主体が行う競争入札において、参加者が、予め落札予定者を決定し、その落札予定者が落札できるよう協力する不正行為。独占禁止法に違反する。
  • 談合罪 - 「公正な価格を害し又は不正な利益を得る目的で、談合」する罪（s:刑法第96条の6第2項）。
  • 官製談合 - 発注者側である、競争入札を実施する公的主体の職員が入札談合を主導すること。
    • 官製談合防止法 - 官製談合の処罰などについて定めた法律。正式名称は「入札談合等関与行為の排除及び防止並びに職員による入札等の公正を害すべき行為の処罰に関する法律」。
• 地名
  • 談合坂サービスエリア - 山梨県上野原市にある中央自動車道のサービスエリア
  • 談合町 - 愛知県豊橋市の地名
  • 談合島 - 天草諸島に属する島の一つである湯島（熊本県上天草市大矢野町）の別名。島原の乱において、首謀者たちがこの島に集まり、作戦を練ったことから付けられた^[2]。

脚注

注釈

1. ^ 事前に有力者同士で話し合いを行ない、候補者を調整して選挙戦にならないようにしている地域がある。日本の選挙制度では候補者が一人の場合の信任投票は行われないので無投票にする。但しこういった調整は全国各地の村社会の強いところで行われており、必ずしも山梨県に限られたことではない。

出典

1. ^ 西部謙司 (2018年7月1日). “過去にもあったW杯の“談合試合”　日本代表の判断は正しかったのか”. AERA dot.. 2022年1月12日閲覧。
2. ^ 湯島（談合島） - 天草四郎観光協会ウェブサイト（2015年2月19日閲覧）

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談合

出典:『Wiktionary』 (2021/10/07 17:07 UTC 版)

名詞

談合 (だんごう)

1. 何人かで集まって相談すること。
   • それで今日は二カ条について談合を申しいれたところ、まったく意外にも、婚儀は来春ときまったし、他の一カ条も、まあ、これを見ろ（山本周五郎『樅ノ木は残った』）〔1956年〕
2. 入札などの価格を事前に話し合って決めてしまうこと。
   • たゞ兄のおかげで入札名儀だけを貰って体裁だけの空入札をし、談合の口銭を貰っていたのだ。（織田作之助『俗臭』）〔1939年〕

動詞

活用

Weblio日本語例文用例辞書

「談合」の例文・使い方・用例・文例

• 談合入札
• 膝とも談合
• 政治的影響力に基づく別の談合
• 競争入札で入札者が前もって談合すること
• 競争入札や競売で,参加者が前もって談合しておく罪