花盗人とは? わかりやすく解説

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はな‐ぬすびと【花盗人】

読み方:はなぬすびと

花、特に桜の花を手折って持っていく人。花どろぼう。《 春》

[補説] 作品名別項。→花盗人


はなぬすびと【花盗人】

読み方:はなぬすびと

[一]狂言盗み折ろうとして捕らえられの幹に縛りつけられた男が、歌を詠んで、その風雅のゆえに許される

[二]乃南アサ短編小説、および同作表題作とする小説集小説集平成10年1998刊行で、ほかに「他人背広」「最後花束」など全10作品収める


花盗人

作者伊藤桂一

収載図書蛍火天女
出版社光人社
刊行年月1997.1
シリーズ名伊藤桂一 時代小説自選


花盗人

作者乃南アサ

収載図書花盗人
出版社新潮社
刊行年月1998.4
シリーズ名新潮文庫


花盗人

作者加納朋子

収載図書沙羅和子の名を呼ぶ
出版社集英社
刊行年月1999.10

収載図書沙羅和子の名を呼ぶ
出版社集英社
刊行年月2002.9
シリーズ名集英社文庫


花盗人

作者七穂美也子

収載図書恋する春の女神―「花の探偵綾杉咲哉
出版社集英社
刊行年月2002.3
シリーズ名コバルト文庫


花盗人

読み方:ハナヌスビト(hananusubito)

花見にいって、こっそり花を折ってくる人

季節

分類 人事


花盗人

読み方:ハナノヌスビト(hananonusubito)

初演 延宝1.11(江戸大和守邸)


花盗人

読み方:ハナヌスビト(hananusubito)

分野 狂言

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


花盗人

読み方:ハナヌスト(hananusuto)

作者 岸田稚魚

初出 昭和61年

ジャンル 句集


花盗人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 05:32 UTC 版)

「サクラ」記事における「花盗人」の解説

桜の花美しさ魅了されて、その手折る者を「花盗人」(はなぬすびと)といい、罪深さ優雅さ同居する行為であることから、実話から虚構まで様々な物語生まれた中でも特に、宮中正殿である紫宸殿の側にある左近桜さこんのさくら)のを折ることは大罪とされていた。『古今著聞集』巻19伝え伝説によれば承元4年1210年1月ごろの早朝歌人藤原定家が、侍に左近桜切らせ持ち帰るのを、官人たちが目撃した振る舞い風流だったので、官人たちは優雅なことだなあと思ったが、その噂は土御門天皇の耳にまで届いた土御門は、建春門院伯耆代詠させて、「なき名ぞと のちにとがむな 八重桜 うつさむ宿は かくれしもせじ」(「後から無実だと主張するなよ。左近桜移した家を隠すことはできないだろう」)という歌を贈った定家返歌して、「くるとあくと 君につかふる 九重や やへさくはなの かげをしぞ 思ふ」(「明けても暮れても一日中我が君お仕えしている左近桜。その桜の花の姿を想うことで、私も陛下忠勤尽くさせていただきます」)と侘びた、という。 定家伝説真偽不明だが、左近桜折ったことが比較確実な人物には、14世紀前半後醍醐天皇中宮だった西園寺禧子がいる(『新千載和歌集』春下・116 および117)。ある時、後醍醐左近桜鑑賞していると、禧子の部下がやってきて左近桜折った驚いた後醍醐は、妻を自分前に召し出して、「九重ゐの春の 桜花 秋の宮人 いかでおるらむ」(宮中に咲く左近桜を、秋の宮人(皇后仕える人)が、どうして折っただろうか)と尋ねた。禧子は返歌して、「たをらすは 秋の宮いかでかゐの春の 花みるべき」(手折らせたのは、秋の宮皇后)の私が、宮中の春ののように愛しいあなたに、どうしても逢いたかったから)と、後醍醐気を引くための行為だったことを明らかにし、夫への愛を歌った

※この「花盗人」の解説は、「サクラ」の解説の一部です。
「花盗人」を含む「サクラ」の記事については、「サクラ」の概要を参照ください。

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