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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- は(アルファベット)
- は(タイ文字)
- は(数字)
- は(記号)
- 花栗の香のついて来る千曲川
- 花栗の宙旧道の昼深し
- 花栗やクリムトの女のやうに
- 花栗や長子去りしと云う人と
- 花子鯉抱きああうしろのくににたおれる
- 花茣蓙にあかんぼ置けばさらわれる
- 花茣蓙に娘の体温の残りゐる
- 花茣蓙の男今にもとろけそう
- 花茣蓙ひろげておるすばんかな
- 花茣蓙や髪をゆたかに老いたるよ
- 花茣蓙をまるめそろりと遷都かな
- 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
- 花衣ぬぐやみだるゝ恋に似て
- 花衣右袖ばかりふくらみて
- 花衣無残なものまで脱いでしまう
- 花咲かす天の密議か春の闇
- 花咲いて 緑の風は袖通る
- 鼻先へ空気クマの子との阿吽
- 話さねば言葉忘るる夜の秋
- 花サフラン舌の真赤は太古より
- 花柘榴の花の点鐘恵山寺
- 花山椒掟のごとく別れたる
- 話しあふ余地も閉ざされ花空木
- 話しかけねば寒月もわれもひとり
- 咄家の筋書に無き咳こぼす
- 話には入らず団扇の風おくる
- 花白し誰もが老いてゆく夜に
- 花過ぎの蛇にお襁褓をしてやろう
- 花薄ああ口笛は難しい
- 花芒小舟操り出る漁師
- 花芒心の眠るところかな
- 花芒寺の厠に日が差して
- 花芒揺れて五感を熱くする
- 花芒ようやく牛が見えてきた
- 花芒われもけもののぬくみもつ
- 花種まく君老年のことばかな
- 花種を蒔いてみつめるただの土
- 花種を蒔きてドレスの仮縫日
- 花束に埋れ罪障なきに似る
- 花束のセロファンくもる墓参かな
- 花大根沖に明るき空の穴
- 花大根黒猫鈴をみてあそぶ
- 花大根背丈の猫語睦みあう
- 花大根人を見つめていてはにかむ
- 花大根ほうほうとわく国おもひ
- 花町の窓なり魚の飛ぶひかり
- 花散ると言へど腹へるかなしさよ
- 花散るや耳ふって馬おとなしき
- 花散るや瑞々しきは出羽の国
- 花散るや微睡むごとき水の綺麗
- 花散るやわれにかかはる紐の数
- 花疲れ別れて重くなる耳輪
- 花疲れ鳴りっぱなしのファの鍵盤
- 花疲れ刃物を買うてもどりけり
- 鼻面よりさめて見廻す隙間風
- 花どきは死にどき山のドキドキ
- 花時計ほつほつ息吹く雨水かな
- 花菜漬家系いつから公家料理
- 花菜漬いつも人後にゐて健在
- 花南天裏木戸より訪う母の家
- 花に風一度狂ってみたき頃
- 花韮やいつもつましき母なりし
- 花韮やペテロの鍵をわたくしに
- 花盗人ちりくる花を仰ぎけり
- 花合歓に法衣の裾をかかげ来る
- 花合歓の眼下に沈む戦の地
- 花合歓や畔を溢るゝ雨後の水
- 花合歓や壬申の乱封印す
- 花合歓を天蓋として農夫婦
- 鼻の穴すずしく睡る女かな
- 花の雨ガス管に家つながれて
- 花の雨寺域神域おごそかに
- 花の雨夢に泣きしは云はざりき
- 花の闇水よりかえるものの声
- 花の闇揺らして誰の子を産むか
- 花の色白きを濃しといふべかり
- 花の海に溺れし竜馬皮の靴
- 花の宴飢餓の新聞尻に敷き
- 花の宴昭和は大きな声ばかり
- 花の奥へ奥へこの世を離るるや
- 花野行われは影から抜けだせず
- 花の下イナバウアなどしておりぬ
- 花の下腕組みとかぬゴリラかな
- 花の下集いて戦爭遠ざかる
- 花野かぜ倖せの尾をはなすまじ
- 花の風背に石仏の夜明けかな
- 花の下揃ひて箸を割りにけり
- 花の下できかけてゐる逆上がり
- 花野かと踏み入り古墳又古墳
- 花野来し蹠なればやわらかし
- 花野来し髪のなかまで香を満たし
- 花野きて巨きくなった風のジャズ
- 花野来てなんともいへぬものになる
- 花の種買ふためだけに靴を履く
- 花の種ひた採りし夜の雨襖
- 花の屑母の指紋を探しをり
- 花の雲酒の肴は酢でころす
- 花の雲より泛び出て姫路城
- 花野径アイスクリーム工場まで
- 花の盛りの花のまったく見えぬ窓
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