ふう‐りゅう〔‐リウ〕【風流】
読み方:ふうりゅう
[名・形動]
1 上品な趣があること。みやびやかなこと。また、そのさま。風雅。「—な庭」
2 世俗から離れて、詩歌・書画など趣味の道に遊ぶこと。「—を解する」
4 美しく飾ること。数奇(すき)をこらすこと。また、そのさま。
5 「風流韻事」の略。
ふ‐りゅう〔‐リウ〕【風流】
風流(ふりゅう)
「風流」は非常に古い言葉で、時代を追って意味が少しづつずれていく。
平安時代は 貴族階級の美意識を表すものであった。中世は「人目を引く趣向」といった意味になり、「1回切りの趣向」が重視された。しかし江戸時代を境に1回性の趣向は失われ、芸態は定着していく。
中世における代表的な風流芸能である「風流踊り」は、現在の盆踊りの初期形態の一つである。
風流拍子物(ふりゅうはやしもの)
風流
風流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/09 16:07 UTC 版)
風流(ふりゅう)とは、中世以後の日本において高揚した美意識の1つ。人目を驚かすために華美な趣向を凝らした意匠を指し、婆娑羅や数寄とともに侘び・寂びと対峙する存在として認識された。後にはこうした意匠に沿った芸能や美術・建築などにも用いられた。なお、室町時代の漢和辞典である『下学集』には「風流の義也。日本の俗、拍子物を呼びて風流と曰ふ」とある。 風流のひとつである田楽の起源について大江匡房の『洛陽田楽記』には、「初め閭理よりして、公卿に及ぶ」(初めは田舎の人々が行い、やがて公家に及んだ)とあるように、風流は平安時代半ばから江戸時代まで続いた庶民による文化運動だった[1]。
風流(ふうりゅう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 13:45 UTC 版)
「少年陰陽師の関連語句」の記事における「風流(ふうりゅう)」の解説
風将である太陰と白虎がもつ能力。竜巻によって長距離を移動することができる。速度は太陰が、安全性は白虎が優れている。
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風流
出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 00:09 UTC 版)
名詞
- 上品な趣、人を驚かす様な趣向を凝らした意匠。
- 俗世間から離れて、芸術、詩・歌に、興ずる事、転じて、そう言う趣のある作品をさす。
- 特に、語義1、の内から、自然に親しんで趣のあるものを指して言う。
- 先人の残した、語義1、語義2、の、遺風・名残・意匠を、褒める意味で使う。
関連語
由来・出典
- 日本では万葉集に拠る記載がある。「みやび」と和訓が振られ、「好き心」などの意味も有したが、平安時代には歌合などの行事に用いる故事や文芸作品に由来する作り物や衣装などの意味で用いられ、平安末期以後には祭礼の山車や衣装、宴席の州浜台などに施された華美な趣向を指して「風流」と呼ぶようになった。[1]
- 古くは中国の用例で、漢初(前2世紀)の淮南子(wp)に見え,風俗の退廃を意味した。[2]
注釈
「風流」の例文・使い方・用例・文例
風流と同じ種類の言葉
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