風流とは?

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ふ‐りゅう〔‐リウ〕【風流】

上品で優雅おもむきのあること。ふうりゅう

中世芸能の一。華やか衣装仮装を身につけて、囃(はや)し物の伴奏群舞したもの。のちには、華麗山車(だし)の行列や、その周りでの踊りをもいう。民俗芸能念仏踊り雨乞い踊り盆踊り獅子舞などの源である。ふうりゅう

延年舞演目登場人物問答のあと、歌舞となる。規模により、大風流と小風流とある。風流延年。能の「翁」の特殊演出狂言方担当大勢華やか衣装演者が出て寿を祝う。狂言風流。


ふう‐りゅう〔‐リウ〕【風流】

[名・形動

上品な趣があること。みやびやかなこと。また、そのさま。風雅。「風流な庭」

世俗から離れて、詩歌書画など趣味の道に遊ぶこと。「風流を解する

ふりゅう(風流)2」に同じ。〈日葡

美しく飾ること。数奇(すき)をこらすこと。また、そのさま。

御前に—の島形を居(すゑ)られたり」〈太平記・二四〉

風流韻事」の略。

「—のはじめや奥の田植歌」〈奥の細道

先人ののこしたよい流儀遺風

倭歌の—、代々あらたまり」〈常盤屋の句合・跋〉


かざ‐ながれ【風流】

〔名〕 鷹狩りの時、放し風に吹き流されて、目標物からよそへそれてしまうこと。

散木奇歌集(1128頃)恋「みかり野にかざながれするはし鷹の声にもつかぬうらみをぞする」


ふう‐りゅう ‥リウ 【風流】

〔名〕

先人遺風伝統余沢流風

正法眼蔵随聞記123538)二「糞掃衣・常乞食是は上根所行、又是西天の風流也」〔後漢書王暢伝〕

② (形動) 上品で優美な趣のあること。優雅おもむきみやびやかなこと。また、そのさま。詩歌作り、その趣を解し、あるいは趣味の道に遊んで世俗から離れることにもいう。風雅文雅

万葉(8C後)六・一一一題詞「風流意気之士儻有此集之中争発心々古体

読本昔話稲妻表紙(1806)一「其比義政公〈略〉花車(キャシャ)風流(フウリウ)を好み玉ひ」〔晉書王献之伝〕

美しく飾ること。数奇(すき)をこらすこと。意匠をこらすこと。華奢(きゃしゃ)。また、そのもの

御堂関白記寛弘七年1010)閏二月六日折櫃百合左衛門督調所、不金銀、只有風流

④ =ふりゅう(風流)③

梁塵秘抄口伝集(12C後)一四「京ちかきもの男女紫野社へふうりやうのあそびをして」

亀田下学集室町中‐末)「風流 フウリウ 風情義也 日本俗呼拍子物風流」

(5)ふうりゅういんじ風流韻事)」の略。

菅家文草900頃)五・三三日、同賦花時天似酔「書巴字而知地勢、思魏文以翫風流

(6)ふうりゅうだな風流棚)」の略。

古今著聞集(1254)一九「かねての仰によりて、風流ならびにかずさしの具はとどめられけり」

(7) (たか)の翼の一部分の名。→


ふ‐りゅう ‥リウ 【風流】

〔名〕

① (形動) =ふうりゅう(風流)②

能因集(1045頃)中「白河殿に、道済朝臣とふたりゆきて、ふりうをかしきさまよまむといひて」

祭礼行列などで、服装や笠に施す華美装飾

百練抄久寿元年(1154)四月京中児女風流調鼓笛、参紫野

芸能一種

(イ) 華麗仮装をし、囃し物を伴って群舞した、中世民間芸能また、その囃し物。後には、趣向をこらした山車などや、それを取り巻いて踊ることをもいった。

風流&wc3;&wcイ;〈京風俗十二月図〉の画像

春のみやまぢ(1280)「まづふりう、馬長次に本田楽、其後猿楽」〔文明十七年本下学集(1485)〕

(ロ) 延年舞演目一群大風流と小風流とがある。数人人物問答の後、神仏などが出て、歌舞となる。風流延年

勘仲記弘安元年1278五月七日「入夜有寺田供僧房人結構之、有風流等終夜延年結構」

(ハ) 能楽の「翁(式三番)」の特殊演出狂言方受持つ演目華麗着飾った役者大勢登場し、寿福を祝うもの。狂言風流。

わらんべ草(1660)一「付ふりうの事、当人作意なり、是も作法あり」

(ニ) (「浮立(:リフ)」とも書く) 郷土芸能一種佐賀長崎福岡の三県に分布する。鬼面の者や仮装の者が鉦・太鼓・笛などの囃子で踊る。ふりゅうまつり。


風流(ふりゅう)

日本芸能史、盆踊り史のキー概念

「風流」は非常に古い言葉で、時代追って意味が少しづつずれていく。
平安時代は 貴族階級美意識を表すものであった。中世は「人目を引く趣向」といった意味になり、「1回切りの趣向」が重視された。しかし江戸時代を境に1回性の趣向は失われ、芸態定着していく。

中世における代表的な風流芸能である「風流踊り」は、現在の盆踊り初期形態一つである。


風流拍子物(ふりゅうはやしもの)


風流

読み方:ふうりゅう

  1. 凧(いかのぼり)のこと。九州辺の方言
  2. 凧のこと。〔九州地方方言

分類 九州地方方言九州

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風流

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 17:03 UTC 版)

風流(ふりゅう)とは、中世以後の日本において高揚した美意識の1つ。人目を驚かすために華美な趣向を凝らした意匠を指し、婆娑羅数寄とともに侘び・寂びと対峙する存在として認識された。後にはこうした意匠に沿った芸能美術建築などにも用いられた。なお、室町時代漢和辞典である『下学集』には「風流の義也。日本の俗、拍子物を呼びて風流と曰ふ」とある。 風流のひとつである田楽の起源について大江匡房の『洛陽田楽記』には、「初め閭理よりして、公卿に及ぶ」(初めは田舎の人々が行い、やがて公家に及んだ)とあるように、風流は平安時代半ばから江戸時代まで続いた庶民による文化運動だった[1]


  1. ^ a b 下川 2011, pp. 66-83.


「風流」の続きの解説一覧

風流

出典:『Wiktionary』 (2018/06/19 06:55 UTC 版)

名詞

ふうりゅう

  1. 上品な趣、人を驚かす様な趣向を凝らした意匠
  2. 俗世間から離れて、芸術詩・歌に、興ずる事、転じて、そう言う趣のある作品をさす。
  3. 特に、語義1、の内から、自然に親しんで趣のあるものを指して言う。
  4. 先人残した、語義1、語義2、の、遺風名残意匠を、褒める意味で使う。

関連語

由来・出典

注釈




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