田植歌とは? わかりやすく解説

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たうえ‐うた〔たうゑ‐〕【田植(え)歌/田植(え)唄】

読み方:たうえうた

民謡一つで、田植えしながらうたう仕事歌。もと、田の神たたえて豊作祈願するためのもの。上代ら行われ、田舞田歌などにも取り入れられている。さおとめうた。さつきうた。


田植歌

読み方:タウエウタ(taueuta)

田植作業歌われる歌。


田植歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/13 15:51 UTC 版)

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田植歌(たうえうた)は、労働歌の一種で、田植え作業をしながら歌う民謡をいう[1]田唄(たうた)とも表記する。

主に田の神に敬意を示し、無病息災と豊穣豊作を願う田植えの伝統的な芸能として、古くから日本各地で歌われている。田植は神事儀礼的な民俗行事でもあることから、こうした歌が歌われた。

大正時代に広島県で発見された、「田植草紙」には、この地域での田植歌がまとめられている。これは、室町時代頃に成立し、江戸時代に筆写されたとされるものだが編者は不詳である。田植の進行にそって朝歌から昼歌、晩歌と配列されている[2]。近世初期から田植歌が伝わったとされる中国地方では、こうした写本が数多く見つかっている。

中国地方の山間部では、旧家の由緒ある田に美しく着飾ったを入れて代かきをし、ささら太鼓などのに合わせて田植歌をうたいながら早乙女たちが田植をすることを大田植と呼んでいる。同様の行事を花田植と呼ぶ地方もある。

脚注

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  1. ^ 小項目事典,世界大百科事典内言及, デジタル大辞泉,百科事典マイペディア,デジタル大辞泉プラス,世界大百科事典 第2版,精選版 日本国語大辞典,ブリタニカ国際大百科事典. “田植歌とは” (日本語). コトバンク. 2020年11月6日閲覧。
  2. ^ 古典文学 | ogu-tec” (日本語). 2020年11月6日閲覧。

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