スキミングとは? わかりやすく解説

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skimming

別表記:スキミング

「skimming」の意味・「skimming」とは

「skimming」は英語の単語で、日本語では「すくい取る」「 skim軽く読む)」といった意味をもつ。具体的には、液体表面から不純物取り除く行為や、文章ざっと読む行為を指す。また、情報不正に取得するという意味もある。

「skimming」の発音・読み方

「skimming」の発音は、IPA表記では /ˈskɪmɪŋ/ となる。IPAカタカナ読みでは「スキミング」となり、日本人発音するカタカナ英語では「スキミング」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。

「skimming」の定義を英語で解説

「skimming」は、"The act of removing something, especially an unwanted or undesirable part, from the surface of a liquid" または "The act of reading something quickly and not thoroughly" と定義される。つまり、液体から何かを取り除く行為や、何かを速読する行為を指す。

「skimming」の類語

「skimming」の類語としては、「scanning」や「browsing」がある。これらはいずれ文章ざっと読むという意味を含むが、「scanning」は特定の情報探すために文章を読む行為を、「browsing」は興味がある部分だけを読む行為を指す。

「skimming」に関連する用語・表現

「skimming」に関連する用語として、「skimmer」がある。「skimmer」は「skimming」を行う人や物を指す。例えば、池やプール水面から不純物取り除く装置や、クレジットカード情報不正に読み取る装置などを指す。

「skimming」の例文

以下に、「skimming」を用いた例文10個示す。 1. He was skimming through the newspaper.(彼は新聞をざっと読んでいた。)
2. She was skimming the surface of the pool to remove leaves.(彼女はプール表面から取り除くためにすくい取っていた。)
3. The company was accused of skimming credit card information.(その会社クレジットカード情報不正に取得していたと告発された。)
4. I was just skimming, but I think the article was about global warming.(私はざっと読んだだけだが、その記事地球温暖化についてのものだと思う。)
5. The skimming device was found attached to the ATM.(ATM取り付けられたスキミング装置見つかった。)
6. She was skimming the book to find the information she needed.(彼女は必要な情報探すために本をざっと読んでいた。)
7. The chef was skimming the broth to make it clear.(シェフスープ澄ませるためにすくい取っていた。)
8. The police are investigating a possible skimming operation.(警察可能性のあるスキミング操作調査している。)
9. He was skimming the report to get the gist of it.(彼はその報告書要点をつかむためにざっと読んでいた。)
10. The pond skimmer was working to keep the water clean.(池のスキマーきれいに保つために働いていた。)

スキミング【skimming】

読み方:すきみんぐ

[名](スル)skimは「すくいとる」の意》キャッシュカードクレジットカードなどの磁気ストライプ記録されている情報を、スキマーという機器盗み取ること。また、その情報をもとに偽造カード作り預金引き出した高額買い物をしたりする犯罪対策として、カードIC化が進められている。


スキミング(すきみんぐ)

他人カード情報不正に読み取ること

専用装置使ってクレジットカード記載され磁気情報読み取るという手口カード犯罪である。読み取ったカード情報偽造カード作成し行使することが目的となっている。

もともとの語義は、速読流し読みのことを指していたが、必要な情報だけ取り入れということ転じてカード犯罪のときにも使われるようになった

スキミングは、磁気読み取り機にカードを通すだけで、一瞬にしてカード情報読み取ることができる。したがって支払いのためにレジクレジットカード渡したとき、客のカード情報読み取る実際組織的なスキミングを行っていた飲食店が、本人なりすましてカード使ったとして摘発されケースもあった。

カード自体盗まれるわけではないので、本人知らぬ間に不正利用進み、気づいたときには大きな損害被っていることもありえる。そのため、スキミングによるカード犯罪は、磁気読み取り機が一部の間で流通していることもあり、最近増えてきた。

警察庁によると、1997年には12億円だった偽造カードによる被害額が、1999年には91億円にまで拡大していることが指摘されている。

日本クレジット産業協会調べによると、日本では約 2億4000万枚のクレジットカーが発行され、その取り引き年額24兆円の規模にまで達している。すなわち、1人当たり2枚クレジットカード所持し年間20万円買い物をしていることになる。

カード安心して使える環境整え上でも、急増するカード犯罪厳しく処罰することが国内外から求められている。

(2000.12.20更新


スキミング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 01:24 UTC 版)

スキミング英語: Skimming)とは、カード犯罪で多く使われる手口の一つで、磁気ストライプカードに書き込まれている情報を抜き出し、全く同じ情報を持つクローンカードを複製する犯罪である。またカジノ経営において、売上を簿外化することで過少申告する脱税行為をスキミングと呼ぶことがある。


注釈

  1. ^ 『ECサイト本体のWebアプリケーション、あるいはHTMLを改竄する』手法のほか、ECサイトが広告配信やアクセス解析などのために利用している外部サービスが送信するスクリプト(サードパーティスクリプト)を改竄する手法がある。特に後者の手法の場合にはECサイト側で事前に検知する事が困難なうえ、ゼロデイ攻撃を併用された場合には金銭的被害を食い止める事はほぼ不可能となる。
  2. ^ 捜査機関のサイバーパトロールにおいて、不正に入手したとみられるクレジットカードの情報が、匿名掲示板に100件以上書き込まれているのが偶然発見され、その後の捜査によって、全国初となるWebスキミング実行犯の検挙となった。

出典

  1. ^ 『意外と知らない?ITトレンド用語』Webスキミングとは - ICT Business Online(NTTコミュニケーションズ) 2023年11月18日閲覧
  2. ^ “ウェブスキミング”でクレカ情報を不正入手か 全国初の検挙2023年11月15日、NHK NEWS WEB 2023年11月18日閲覧。
  3. ^ 「ウェブスキミング」初摘発 ECサイトでカード情報盗む2023年11月15日、日本経済新聞(日経電子版) 2023年11月18日閲覧。


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「スキミング」の例文・使い方・用例・文例

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