対策

デジタル大辞泉

たい‐さく【対策】

読み方：たいさく

［名］(スル)

１ 相手の態度や事件の状況に対応するための方法・手段。「人手不足の—を立てる」「—を練る」「税金—」

２ 律令制で、官吏登用試験の一。文章(もんじょう)博士が問題を出して文章得業生(とくごうしょう)に答えさせるもの。また、その答案。

原子力防災基礎用語集

風評被害（対策）

悪いうわさや評判など捉えどころのない風評によって、商品やサービス自体には何ら問題がないにも関わらず、それらが忌避されることにより、生産者が経済的に損害を被ることを風評被害という。 1999年のJCO臨界事故の際に、近隣の農産物が売れず、観光客が減少するなどの風評被害があった。防災基本計画には、原子力緊急事態解除宣言後の災害復旧計画として、「国及び地方公共団体は、風評被害等の影響軽減のための広報活動を行うものとする」とある。

歴史民俗用語辞典

対策

読み方：タイサク（ｔａｉｓａｋｕ）

律令制で、文章得業生に答申させる官吏登用試験。

ウィキペディア

対策

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/14 13:50 UTC 版)

対策（たいさく）とは、日本で平安時代初期から室町時代まで行われた、官吏登用のための試験である。献策・方略試・秀才試・文章得業生試ともよばれた。中国が唐の時代、秀才を選ぶ際に「策問」と称して天子が時事または経義をもって出題し、士がこれに応じて奉る文章を「対策文」と称していた。この制度が日本に伝わり、日本でも秀才が導入された。平安時代初期、紀伝道（文章院で漢詩文または歴史を学ぶ学科、通称は「文章道」）が盛んになると、文章博士（大学寮で詩文・歴史を教授した教官）が「策文」を出して文章得業生（もんじょうとくごうしょう）に答えさせる試験が行われるようになり、この試験が「対策」といわれるようになった。この試験に合格すれば官吏に登用され、この試験は当時の最高国家試験であった。儒家でないために文章得業生になることができない文章生については、特に方略宣旨を申請して、「対策」を受験した。対策文は、中国の故事を引用した内容空疎なものであり、次第に形式化していったが、試験自体は室町時代まで行われた。

ウィキペディア小見出し辞書

対策(第1世代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/01/02 13:47 UTC 版)

「ヒューマンエラー」の記事における「対策(第1世代)」の解説

注意 「第1世代」の節は出典がなく自己研究の可能性もある。 対策とは言え、人間である以上必ず失敗 (エラー) は起こりうる、人間に任せる完璧な対応策はないといった観点に基づいた対策を講じる必要がある。

対策(第2世代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/01/02 13:47 UTC 版)

「ヒューマンエラー」の記事における「対策(第2世代)」の解説

2000年頃から認知システム工学が発展し対策も変化している。(参考:人間信頼性アセスメント)簡単に言うと、第1世代は主に個人が努力する方法だが、第2世代は主に心理学に基づき環境などシステム全体でエラーを起こさせにくくする方法やスイスチーズモデルによる方法である。(参考:人間工学#医療分野) なお、第1世代と同じ対策となることもある。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

対策

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 13:12 UTC 版)

名詞

対 策（たいさく）

1. 事の成行きや相手の態度に応じて取る方策。
2. 平安時代の官吏登用試験。

発音^(?)

た↗いさく

Weblio日本語例文用例辞書

「対策」の例文・使い方・用例・文例

• 老化対策
• 公害対策
• 参謀会議；緊急対策会議
• 物価高への対策
• 一括経済対策
• 税金対策のために
• 洪水で堤防が切れるのを防ぐには何らかの対策が必要だ
• 試験合格のための対策
• 経済を活気づけるために強硬な対策が取られなければならない
• 貧困状態で暮らす人々を救う対策が講じられなくてはならない
• ほとんどの人が対策をしません
• 私がそろそろ明日の対策を考える
• 彼がいろいろと対策を考える
• 早急に何らかの対策が必要だ
• われわれはウイルス肝炎対策の実施を図る
• しっかりと対策をとらなくてはなりません
• 全国規模で対策技術の開発が進められます
• それがセキュリティ対策機能の利用を可能にする
• 彼が出来うる限りの対策を講じている
• それがテスト対策に有効だ