噂
(風評 から転送)
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噂(うわさ)は、その内容が事実であるかどうかを問わず、世間で言い交わされている話のこと。類義語として流言、飛語(蜚語)、風説、デマ、ゴシップなどがある。語源は「浮沙汰(うわさた)」である[1]。デマの流布行為は名誉毀損・信用毀損罪や偽計業務妨害罪に問われる[2]。
注釈
出典
- ^ 川上善郎『うわさが走る』p.1
- ^ “不妊、実験用ネズミ全滅、遺伝子組み換え等の“偽情報”出回る… ワクチンで横行するデマ 投稿した人が問われ得る罪(関西テレビ)”. Yahoo!ニュース. 2021年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月11日閲覧。
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- ^ 白川『字通』の「流言」の項目参照。周の武王が死亡した後、後継者の成王を補佐していた大臣の周公旦に対して、謀反を起こした管叔らが「周公旦が王位を奪おうとしている」という流言を行ったというもの。
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- ^ AERAdot.トイレットペーパーも消えた 安倍首相が「冷静な購買」呼びかけもうデマが止まらない 2020年2月29日20:34更新 同日閲覧。
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- ^ 村上義人「手拭いの旗暁の風に翻る」より、当時の社会状況描写
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- ^ “Blizzard reportedly tells OWL fans to not use OK gesture due to "association as a white power symbol"” (英語). Dot Esports (2019年4月5日). 2019年4月11日閲覧。
- ^ 「あおり運転車同乗の女」とウソ情報拡散 愛知 豊田の市議辞職[リンク切れ] NHKニュース 2019年11月2日
- ^ 「実習生に暴行」デマ情報がSNSで拡散、無関係の会社に中傷や批判メール殺到…告訴も検討 読売新聞 2022年1月20日
- ^ 『週刊誌の読み方』株式会社話の特集、1985年、pp.257-259
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- ^ 木村拓哉「マスク2000枚」否定だけじゃない!不仲や娘の病気「3つのデマ」 Wezzy 2020.04.09 07:00(2020年5月22日閲覧)
- ^ a b 木島康雄『図解で早わかり 最新 刑法のしくみ』2017年11月、pp.138-141
- ^ 「ライオン逃げた」熊本地震のデマ情報を拡散した疑い 20歳男を逮捕 - huffingtonpost 2016年7月21日
- ^ “東名あおり事故でデマ=名誉毀損容疑で11人送検-福岡県警”. 時事ドットコム. (2018年6月19日). オリジナルの2018年6月20日時点におけるアーカイブ。
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- ^ 守随憲治監修『故事ことわざ辞典』新文学書房
- ^ “山本弘のSF秘密基地BLOG2010年11月13日付記事”. 2012年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月16日閲覧。
風評
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/01 08:22 UTC 版)
スキナーの徹底的行動主義への反発か、スキナー箱については、およそ科学的でない風評が流れることがあった。 なかでも最悪のものは「スキナーは自分の娘をスキナー箱に入れて教育していた。そのせいで彼女は発狂してしまった」というものである。これはスキナーが開発したティーチング・マシンとスキナー箱の混同、オペラント条件づけへの反感などがない交ぜになったものである。 ローレン・スレイターは実際にスキナーの娘を取材し、このうわさが事実無根であったことを確認している。
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風評
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船長による食人の話は口伝えで広まったが、新聞報道は行われなかった。裁判記録は廃棄され、捜査記録も戦後(第二次世界大戦後)発生した火災によって焼失したことから、事件の詳細が知られることはなく、逆にさまざまな憶測が流れることとなった。 戦後、「羅臼郷土史」に難破船事件として採録されるが、これは噂をもとに構成されたもので、前述の資料喪失もあり、事実との整合性がどの程度あるのかは不明であった。作家の武田泰淳が羅臼郷土史および現地の話をもとに小説『ひかりごけ』を著すと、その内容が事実として受け入れられることとなってしまった。 結果的に、船長が船員を次々と殺害して食べたという風評が流れることになった。
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