村八分

デジタル大辞泉

むら‐はちぶ【村八分】

読み方：むらはちぶ

１ 江戸時代以降、村落で行われた私的制裁。村のおきてに従わない者に対し、村民全体が申し合わせて、その家と絶交すること。「はちぶ」については、火事と葬式の二つを例外とするところからとも、また「はずす」「はねのける」などと同義の語からともいう。

２ 仲間はずれにすること。

歴史民俗用語辞典

村八分

読み方：ムラハチブ（ｍｕｒａｈａｃｈｉｂｕ）

共同体の伝統的慣習に反する行為があった時に行われる私的制裁。

別名 八分(はちぶ)

短編小説作品名辞典

村八分

作者上林暁

収載図書上林暁全集 第10巻 小説 増補決定版
出版社筑摩書房
刊行年月2001.3

村八分

作者大平栄一郎

収載図書女が腹を括る時
出版社羽衣出版
刊行年月2005.4

村八分

作者設楽耕一郎

収載図書雲うらの陽
出版社文芸社
刊行年月2006.9

隠語大辞典

村（ムラ）八分

読み方：むらはちぶ

1. 村落の申合せの私罰。

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ウィキペディア

村八分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/26 10:06 UTC 版)

村八分（むらはちぶ）とは、村落（村社会）の中で、掟や慣習を破った者に対して課される制裁行為であり、一定の地域に居住する住民が結束して交際を絶つこと（共同絶交）である。転じて、地域社会から特定の住民を排斥したり、集団の中で特定のメンバーを排斥（いじめ）したりする行為を指して用いられる。

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「村八分」の例文・使い方・用例・文例

• 私は、息子が社会的に村八分にされて欲しいと思わない限り、彼らが望んだものを与えるように寛大に勧められた
• 私がはっきりと話して以来、私の同僚は私を村八分にする
• 追放されたり、村八分にされたりすること（一般的な合意のもとに社会から排除されること）
• 協会は、高齢者の会員を追い出すべきである−−もちろん、安楽死によってではなく、村八分によって