語源俗解とは?

ご げんぞっかい -ぞく- [4] 【語源俗解】


民間語源

(語源俗解 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/05 06:19 UTC 版)

民間語源(みんかんごげん、英語: folk etymologyドイツ語: Volksetymologie)とは、ある語の由来について、言語学的な根拠がないものをいう。研究者や書籍が民間伝承(フォークロア)を採録してゆく際に伝承者の言説を無批判に採録した結果、権威づけられ、有力な反論があるにもかかわらず定着してしまったものが多く、中には明確な誤りだと分かっているものもある。研究者が独自に多言語間での音韻の類似に着目して提案した仮説である場合も多く、これには語呂合わせに近いものも多い。民衆語源語源俗解(ごげんぞっかい)、民俗語源(みんぞくごげん)、通俗語源(つうぞくごげん)、とも呼ぶ[注釈 1][1]。ただし、音韻における類似は比較言語論において無視することはできない材料でもある(音読み)。


注釈

  1. ^ 明解言語学辞典は、「民衆語源」を主見出しとして掲げ、「民間語源、語源俗解とも呼ぶ」としている。執筆者は遠藤光暁である。(明解言語学辞典、p.210、2015年8月20日第1刷発行、三省堂、ISBN 978-4-385-13578-6
  2. ^ 中国・江南地方の方言が伝わったものとする説がある。

出典

  1. ^ 語源俗解とは - Weblio辞書 三省堂大辞林
  2. ^ 『<資料・研究ノート>閉ざされた言語:サミン運動とその言語哲学』福島真人(東南アジア研究1987.03 京都大学)[1][2]
  3. ^ 『ことばの差別』田中克彦(農山漁村文化協会1980 P.37)
  4. ^ 『両手の拳,社会,宇宙 ―手の指による数の指示法に組み込まれたキプシギスのコスモロジー―』小馬徹(国立民族学博物館研究報告Vol.014-1 1989.6.27)PDF-P.7(P.123)
  5. ^ なお「全く関係のない言語同士でも、ある言語音を聞かされると同じ図形を選ぶ」というケースが心理学において確認されており、ブーバ/キキ効果と呼ばれる。
  6. ^ : asparagus
  7. ^ : sparrow-grass、「が食べる草」の意
  8. ^ : history
  9. ^ his story
  10. ^ 神々が出雲大社に集まるためというのは、「奥儀抄」などに見える俗説(旺文社古語辞典、第8版、p.332、1994年)。
  11. ^ 神無月の字をあてるようになったのも、平安時代に入ってからだと考えられる。・・・カミナツキの意味については、新米を収穫して酒を造る月だから醸成月(かみなしづき)の意だとか、神嘗祭(かんなめのまつり)の行われる神嘗月から出ているとか諸説があるが、まだ決定できない(日常語語源辞典、p.80、東京堂出版、1992年)。
  12. ^ 「師走」に師は走らなかった?! 関根健一、なぜなに日本語、2015年5月25日、三省堂、ISBN 978-4-385-36606-7、pp.386-387
  13. ^ 随筆・山崎美成『世事百談』二・方言 「また筑紫がたにては詞の末にばってんといふ助語をそへていふことあり〈略〉ばとてといふ詞の国なまりにてばってんとなるなり」 日本大辞典刊行会、『日本国語大辞典』第16巻、p.325、小学館、1976年4月1日、第1版第2刷


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